つれづれライブ日記


vol.587
2014. 7.26

7月26日 神戸 京都 拾得



トモフ&ポントチョフの「2日間ツアー」最終日。場所は彼等のホーム、京都。あっついどす。夕方、拾得の女将さんが店の前に打ち水してはりました。雅なり。


昨日の神戸は三宅くんの挨拶で始まったけど、今夜は鍵盤・佐々木くんとバイオリン・ショーキーの2人による「ヨロコビ」(初期トモフのインスト曲)でライブスタート。昨日とは違って、静かにくすぐったい雰囲気。ちゃんとしたショーが始まるぞ!な感じ。


拾得、、テーブルと椅子と脇はお座敷だからユルユルほろ酔い空気なハズなのだが、太陽と虎よりも今夜の方が意外と張りつめている傾向。じっくり至近距離だからかなあ。自分は、去年のココでのライブの時よりも自分を照らすライトを緩めてもらったんでリラックスモードで出来たっ!学習の成果あり。


昨日やってない曲では「自分らしさなんて」と「年表の色」。初期トモフの重鎮(じゅうちん)曲たちである。「年表の色」なんか、懐かし過ぎだよ。歌ったのはあのアルバム出した頃以来だろ。20年ぶり。すごいなあ。本当にオレの年表の色、グリングリン変わったなあ。構成とかアレンジ凝りまくりな時期の曲で、歌う自分でも脳フル回転なのに、コード拾って、構成覚えて、自分たちの色で演奏するポントたち。すごいやつらさっ。


三曲ごとに曲間タイムがやってくる。脳の休憩ラララララ~音符「さ~て、昭和歌謡は昨日思い存分やっちゃったからな、別の引き出し無いかなあ、、」って、この日はちょいちょい最前のお客さんにチョッカイ攻撃。あれも愛です。許したまえ~。あと、またなんか即興セッションなことした記憶があるのだが、忘れちゃった。三宅記録ビデオ、あとでもらお。


そして終盤。拾得名物「迫り来る21時」(ここは住宅街なので、21時には音出し終了の掟)。前回かなりアタフタしたから、今回は30分早めの6時半にライブスタートにしたにもかかわらず、やっぱり最後はギリギリになって、ソワソワアンコールタイムしたら、ん?あと5分余ってるじゃん!もったいない!無理やり「ハピバースデイトモフ、二十歳!」を。夜の住宅街に響くニセの祝福。「今日からお酒が飲めるぞ~!」と叫んだ。


って、こんな終わりじゃバチがあたる。残り三分だったけど「最後にちゃんと、もう一曲やろうぜ」ってコトに。急遽作戦会議、昨日のメニューから「メデシャベル」を。うむ、良かった。充実。(1分オーバーしちゃってた、スミマセン!)


さて、まとめ。な~んかね、今回の2本のワンマンやりつつ、トモフ&ポントチョフ、次のラウンドに入ったんじゃん?って感じがした。いままではオレ、ただひたすら、彼等の選曲のレアさとか演奏の丁寧かつダイナミックなおもちゃ箱な感じに「おおお!」って驚く側だったの。大ハシャギで歌ってるくせに「お客」な位置ね。ま、それも面白いスタンスだったけど、なんか遠慮みたいのがあったね。「せっかくの彼等の演奏を、、空気を台無しにしちゃいけない!」みたいなね。今回そうゆうブレーキが壊れてきたっぽい。これは「良い故障」だ。もちろん彼等のプレイへの「ワオォ!」は変わんない。でも、それだけじゃないラウンドに突入したっ! 、、、気がした!えいえいおー!