つれづれライブ日記


vol.589
2014. 8.22

8月22日 下北沢 QUE



水戸さん(元アンジー!)のバンド、3-10chainが2daysイベントをQUEで開催するということで、その初日、バンドトモフで楽しく先鋒をば務めて参りました。水戸さんって三戸さんだった気もする。正解は各自で調べよう。


まことに、ご一緒、光栄なりっ!な~んつったって自分は、アンジーとレピッシュとローザルクセンブルグに10代の最後に出会って、あこがれて、ちゃっかりバンド始めちゃって、今に至ってるんだぜ。つまり水戸さんは、ある意味、俺の人生の責任者の1人なのであーる。


ライブ日記を調べたら、一度、代官山でご一緒してて七年ぶりの再会のようだ。夕方QUE入り。いきなり水戸さんに「久しぶりに会ったら、ハルとトモの区別がつかなくなった!」と、ゲラゲラ笑われた!昔はツヤで見分けてて、当時(カステラ期)トモにあったはずのツヤが無くなった!との事でした。キイイ~っ!ま、このネタ、面白くて、俺も水戸さんもライブの終わりまで引っ張っていた。


客層は様々。20年ぶりに会う顔ぶれもいた。トモフ族に輪をかけて、水戸さん族はみんな、おおらか。誰一人ガツガツしてない。素晴らしい。QUEじゅうが「アラフィフをおもてなす小粋な空気」に充たされていて、た~だただ楽しかった。「よ~し」と、二曲目で早くも十戒プレイ。客席をハイタッチしながら練り歩き「疎遠」を唄う。初対面でも全然OK。


そして「我に返る」では、トモフ初フライトにチャレンジ!離陸直前「オレっ、飛びたいっ!」と強く宣言。さっきの「十戒」とカンチガイされたら大ケガなので。いままでも何度か客席に倒れこんだり、45度で支えてもらったり、一瞬のフライト姿勢を取った事はあったが、この日みたいに完璧に客席上空の航行にトライしたのは初めてだった。


お客さんを信じるココロ。思い切ってびゅ~ん。(ま、ゆっくり。うつぶせなので。ひざで顔面キックしたらやばいっしょ。)「お!ちゃんと浮いてる!よーし、、」で、手も足もピ~ンと伸ばしてみた。ちゃんと上にそらし気味で伸ばしたぜ。スーパーマンよりかスーパーな姿勢なう。雲の上。


おうおうおう、お客さん、すっごい必死に飛ばしてくれてるぜ!感動~!ハカマダくんあたりから離陸して、オオツカサイドへのフライト。で、方向転換して中央に。愉快爽快!その間、歌いっぱなしだったんだけど、なんと、マイクのシールドの送り作業もお客さんが手分けしてやってくれてたっ!グッジョ~ブ!客がプロっ!


着陸時が一番危険なのは実際の飛行機と一緒。支える手の数が半減する(ステージにはお客さんがいない)からね。ちょい危なかったがギリギリセーフ。無事「着いたぁぁぁあああ!」と叫んだらQUEじゅうが「よかったねえー」の大喝采。号泣~(エアー号泣)!最高の初フライト!思い残す事なしです。あ、もちろんそれ以外のライブ部分もバッチリバチバチだったハズ。あんまり覚えてないけれど~。


大満喫の後は、楽屋から水戸さんライブを堪能。うおおお、曲は重厚というか深淵でズシズシ。曲間のMCになると、ず~っとみんな大爆笑。冒頭に夕方の「ツヤ無し発言」を反省してるとか言ったくせに、その後何度も何度も。結局は「トモは、ツヤを無くしたぶん、面白くなった。ヒトは何かを失うことで何かを得る。」という格言を。こんなふうに、その日の出来事ひとつをネタにして、拡げて、ちゃ~んと最後にオチまで持ってく技、、というか話芸、昔っから水戸さん(マグミくんや恭一くんも)スゴイ。あいかわらずキレキレだった!


最後はQUEじゅうが合唱してて、「おおおおお」って思った!アンジー時代からの太くて熱い息吹が平成26年でもま~だ続いている。懐かしいってゆう感慨じゃなくて、全然リアルタイムに感動的。不滅だ。いいなあ。ついていかねばー。