つれづれライブ日記


vol.591
2014. 9. 7

9月7日 オトダマ





はあー。終わってしまったよ、オトダマ。これが終わると完全に「夏おしまい!」って気分。ん~、、単なる季節の終わりってレベルじゃないな。「また1年終わった、、」って感じだから、なんだろ、、、もっとデカイね。年の区切り。大晦日クラス。


「世界一ゆるいフェス」とかいうのはデマだぜ。全然ユルくない。朝、昼、夕方、そして打ち上げ終了までギラギラだ。そこらじゅうがいろんなもので溢れてるのだ。やる側、観る側、スタッフの3角形が、あっちこっちでバシバシ。熱いぜ。


今年は10周年記念で2日間開催でした。バンドトモフの出番は2日目の露天風呂のトップバッター。ちなみにライブスタート予定時間は11時半。ひいぃぃ、、午前様っ!早起きして会場入りして、午前10時過ぎからサウンドチェックっつう段取り。お!本番までまだ1時間半あるのに、最前列あたりにはお客さんが集まり始めてる。ちと早すぎるぞ。大丈夫なのか?午前とは言え、既にかなり太陽ギラギラだぜ。しかも全然カラダ強そうじゃないぞ。


ま、大丈夫。まかせろ。ただの立ちっぱなし待機などさせんっ!トモフは本番前から本番だぜっ!。各自の音づくりの後、「カモメが翔んだ日」で喉チェック。よし絶好調。で、「んじゃ行くぞーお!トモフスキーっ、モーニングっ、ショーぉぉおお!」と絶叫。「わ~い」と子羊たち。お~よしよし。








すごいんだよ、朝イチって、サウンドチェックの持ち時間が25分も与えられてる!やったあ!お得じゃんか!ちなみに本番の持ち時間が30分なの。だからトータルで約2倍出来るって計算だぜ、おい!





本編メニューに非選出の「ワルクナイヨワクナイ」「ムカシミタイニハアソベナイ」「ほめてよ」を。全然本気モード。早くもピーク。「おい、その感じで本番持つのか?」って心配になるくらいワアワアしてくれる子羊たち、、に、あおられるオレ。





よ~し!そっちに行っちゃうぞ!と、この前の下北沢みたいにお客さんの頭上に飛び乗ってみた。うつ伏せでドワぁ~っとね。





トモフ・二度目のフライトは泉大津。密度がヒヤヒヤだったが、無理矢理みんなピンポイントに集まってくれて、「やった!今回もちゃんと浮かんでるぞ!まさに、いま俺は泉大津のフェニックス!」





異様に盛り上がる「サウンドチェック」である。そろそろ一旦帰らねば。最後に「深夜高速」のコール&レスポンス。これまたバッチリ。オトダマはお客さんこそプロだ。「んでは本番もヨロシク!」とステージ裏へ。はあ、ヤバイ、もうじゅうぶん幸せ。








一服してたら、ん?ステージ方向が騒がしい。覗いて見たら、なんとハルとハカマダ君が謎の動きでステージを右往左往サービスして遊んでるようだ。ぬおおお、はしゃぎモードは俺だけじゃなかったのだ!いや、やつら、俺以上にはしゃいでる。くそぉ、んじゃ、俺も。急きょ大塚を誘ってステージへ復帰。「ラジオ体操第一、よおお~い!」(朝イチだからね)。即興伴奏byオオツカ。





さすがプロの観衆、全員ちゃんと一緒に体操していた。この時点では1000人超え始めてた、もっとかな。この人数でのラジオ体操、すごい景色!中国かどこかの太極拳の広場みたいだ。でもまだライブ本番の時間ではない。濃すぎるぜ!朝イチ・モーニングショー!





よ~うやく11時半。本当の本番。と、ここでなんとトラブル発覚。音響システムの誤作動で、さっきまでのサウンドチェックのデータが全部消えたらしい!デジタル卓って怖い。各楽器の音質とかバランスとかいろんな調整がまっさらに!すごい展開。現場監督さんが「スミマセン、もう一曲サウンドチェックお願いします」って謝り顔。ぴゃ!


ノープロブレム。こっちは全然平気。トモフのPAさんはお馴染みの広津さんでね、結構お付き合い長いのです。絶対どうにかしてくれる。大船大船!(「おおふな」じゃないよ、「おおぶね」)更に1曲できることになってむしろラッキー気分。で、「人生は無限だ」を。この1曲の間にPA広津さんは大忙しで音の再調整作業。俺らとお客さんはのんきに熱く盛り上がっておりました。大丈夫?OK。では 改めて本当の本番開始。来た来た来た~!














「歌う48歳」、二番の歌詞は「オトダマの48歳」で。次は「脳」。これぞフェス!みたいな拳の振り上げを要求。ちゃんと期待に応えてくれる泉大津。素晴らしい。オレらはモーニングショーで、いろんな引き出し使っちゃったんで、もうネタが無いぜ。ただやるのみ!








「今日に与えよ」はオクターブ上バージョン。そこからのプロっぽいつなぎで「さしだせ」へ。景色いい~!更に、真っ昼間には合わないって思ってたんだけど、絶対オトダマでやりたかった曲、「映画の中」を。じわ~、、。「こころ動け」の間奏コール&レスポンスでグッと来て、もうガマン出来ない、「我に返る」でステージを降りて客席へ!








が!さっきは華麗にフライトしたくせに、今回は自発的に寸止め。だってさぁ、本番はお客さんの数がいっぱいで「こりゃ危険だな~、レッツ躊躇だな」と。手すりの位置で前傾体勢をキープしつつ歌った。後ろからはスタッフさんがズボンを引っ張ってくれている。妙な姿勢だが安全第一です。危険回避、ありがとう。無事こそオトダマ!




















ラストはやっぱり「スポンジマン」。でも今日だけは「このあとの長い一日を、お前ら、たくましく乗り切れっ!」ってことで、主役の座(エネルギー吸い取る側)をお客さんに譲って、曲名は複数形の「スポンジメン!」。ドンキでゲットした赤テープのクラッカーをいつもの「シュっ」のタイミングで発射!バシュっ!「ヘイ、吸いとったかぁぁあっっ!」泉大津「おー!」、、泣けた。それはそれはイイ顔の群れだったのです。








ポン。昼過ぎに完全燃焼してしまった。楽屋でポカ~ン。後片付け終了。メンバーはそれぞれどこかへ。自分は物販ブースへ。そしたら想定外の大盛況でさ、自分のオトダマ日課である、「ライブ後のおタバコ&お酒クピクピ」をのんびりたしなむ間もなく、2時間以上途切れる事の無い握手&サインお絵描き。やばいぜ長蛇の列。人気ラーメン店のようだった。うれしい悲鳴。一瞬で全グッズ売り切れた!ありがとー!


またポン。いよいよやる事がなくなった。夕暮れ前に無職スキー。シンちゃんに麻雀に誘われ半チャン一回。メチャ参加型(やたらリーチは多い)のプレイだったが、最下位!トップは倉持。非情だ。先輩をたてる感いっさい無し。ま、だから楽しいのだ。やっぱ麻雀と草野球は大好きだなあ、、としみじみ思った。





無職スキーはそのあとは「たこ焼き王子」に変身。焼きうどんと豚まんも食べたけど、たこ焼きが一番美味しく感じる体調だったみたい。たこ焼きばかり何度もお代わり。帰り時間までに4回「たこ焼きくださ~い!」を発声した。大人食い!


すっかり日が暮れた。ユニコーンの名曲に感動しつつ、クライマックスの時が迫る。フラカン鑑賞。オオトリを踏ん張る圭介くん、エラかったねえ。なでなで級の頑張りだった。アンコールのヨサホイ、いったい何人がステージにいたんだろう。みんな適当に動いていた。あそこから見える景色はとんでもないね。1万人くらいのヨサホイ。ものすごい。「こんな景色を生み出す曲を、いつか自分もつくらねば、、」と思う。そんな視界の隅っこに妙な動きの生き物が、、ハカマダくんだった!感動を強奪された。


ホテル帰還後、今年は無職時間が長かったせいか体調まだまだダイジョブ。打ち上げ参加。カラオケ・ショーを楽しみつつの、男のおしゃべり。一瞬で2時間たった。なんかずっとピンピンしてた。早朝ライブ、オレ、好きかも。もしも今後、オトダマに呼ばれるバンドで、朝イチを嫌がるような事があったら、是非トモフにお声かけて頂きたいです。


はあぁぁ、、やっぱり最高の一日だったなあ。大満喫。混ぜてくれて本当にありがとうございました、清水音泉さま。恩返ししなきゃ、、っていつも思うんだけど。もう何年も、もらいっぱなしである。ま、いっか、、嘘っ!いい曲つくらねば、、と思っております。こんなふうに、満喫しつつも年に一度シャキッとさせられるのだ。


フォーエバー、オトダマー!