つれづれライブ日記


vol.627
2015. 7. 7

7月7日 南青山マンダラ



トモフのマンダラディナーショー、2005の七夕から、ついにこの日で10周年っ!深ーい感慨っ!


マンダラスタッフさん、シェフさん、担当アカバネ、みんなが手抜きせずに頑張り続けてくれた結果です。ベリー敬服。&、毎回ゆるく楽しげに、時には「親目線」で観戦してくれたお客さん、ベリベリ大感謝っ!ま、自分も毎回かなり綱渡りな気分で頑張った。ライブの質はマチマチだったけど、とにかく手抜きはしなかったぜ。えっへん。


やるたびに、どんどんハードル上がってくから大変。食事のメニューもライブへの気合いも。続いてる企画の宿命。キャッツとか、ライオンキングも大変だろうけど、こっちは違う何かを出さなきゃならぬ。しかも「前回を越えなきゃ」っつう邪心が。


家を出る時は「はあぁぁぁ、、」って気分。「どんな一日になるのかなぁ、、、」正直ちっともワクワクとかの類じゃないんだぜ。あ!グチってるんじゃないのだ。ちょっとしたプロ意識自慢。えっらいだろー?って感じさ。バシっ!で、メチャ盛りだくさんな3時間超えだったあー!やっほー。


で、今回は細かい準備が多かった。トモフのジャケとかの原画を飾りましょー!ってコトになっててさあ。10周年だし、スペシャル感で。キーボードとメトロと更に原画たちを部屋から運び出すって、かなりのパワー(気力的にも体力的にも)が必要だったんだぜ。原画は、たった4枚だったけど、意外と大きいの。普段、ペットボトルくらいしか重たいもの持たないんだよ?オレ。とりあえず出発する前の準備で折れた。が、「毎日じゃないんだ、今日だけだ、10周年なんだ、、」と念仏のように言い聞かせ、いったん休憩。で、復活。ちょろいぜ。休憩って、魔法だぜ!


安全運転るるるるー♪ あ、ど平日の青山だ。ダイジョブかな駐車場。おお、ギリギリ1台セーフ。ラッキーデイ!荷物運び入れてダッシュでリハ。その最中、マンダラスタッフさんも大忙し。彼等にも通常営業以外の作業がたくさんあるのだ。ディナーの準備(作るシェフはもちろん、ずらり並んだ皿に丁寧に盛りつけしてゆくスタッフ)と、持ちこまれた絵たちの配置、笹の準備。テキパキテキパキで、空気もパキパキ。ひとりもヒマなひとがいない景色だ。すごいそ日本!まるで戦後の昭和!


やったー!早くも夕方4時に感動!絵たち、ステージ後方に飾ってもらってさあ、そこに美術館みたいに照明があたった。コツーンと。そしたら、やつらに命が復活した!オレんちに置いてある時とはまるで違うぞ。特に、作業部屋にあった絵はタバコで表面の透明アクリルがスゴイことになってたからさ、ぞうきんで拭いたらスッキリ変身、そのうえ照明だからね。持って来て良かったー!そいつらをバックに、ギターアンプ、バスドラム、鍵盤、メトロ。最高の部屋が完成した。キレイだぁああ!、、ここに自分が出るのがもったいない!とさえ思った。


本番までの待ち時間の楽屋に今夜の食事が届いた。わーお、マンダラシェフさん、今回もいろいろやってくれてる、ありがとう!ふむふむ、夏系だね。「星空そーめん」には星の形のパプリカとおくら(切れば星型だからね)。冷製炊き合わせ?ひゃっこい煮物っつうのかな。ちゃんとトマトは湯ムキされていた。120人ぶんのトマトの湯ムキだぞ。すごいよね。アタマが下がります。


天ぷら上手だなあ。うらやましい。オレがやると、たいていそのうち湿っちゃう。お、こんなところにちっちゃいけど鰻っ!パワーアップ。実はお腹すきすぎてバテ気味だったから救われた。


時々外へ。お店の前には開場前のお客さんの列。ご近所への配慮か、道路の右と左に分かれてて、その間を歩いてみたら、ウェディングロードみたいで楽しかった。「幸せになりまーすと手を振って」また楽屋へ。そうこうしてるうちに、もうすぐ本番。わあああ!


1曲目終了して、急遽撮影タイム。「このステージ、いいべー?」「よし、髪の毛がそのうち汗でとんでもなくなる前に撮影タイムだっ!」と。やってるフリのいろんなポーズ。絶対しないようなロックな身振りとかも。3秒ずつ停止して10ポーズくらい。写メの群れ。面白かった。


この日は鍵盤トモフは6曲。奇跡的にうまく行けた。鍵盤タイムはいつもギコチない張りつめた空気になっちゃってたんだけど、今夜はニコニコ。10年目のご褒美かな。ライブの女神さまに感謝だ。12曲くらいやって第一部終了。トイレタイム&お絵描きタイムへ。


「お絵描きさん」(着替え無しだったけど)登場。この前の高円寺は立ち見だったけど、今夜は座りでテーブルもある。お客さんたちも作業可能な環境を見越して道具持参の勇者がたくさん。よしよし。バッチリお絵描き教室の空気。「へい、いつものトモフな満月の空を描くぞー!」まずは青マジックを。つぎに緑クレヨン、青クレヨン、キミドリクレヨン、、ひとつの行程ごとに「はい、いま、こんな感じ!」って、見せつつね。途中まではそのたびに「おおお、さすが」的な反応。ご満悦なお絵描きさん。が!一番最後の白クレヨンのタッチに失敗。調子に乗って塗りすぎた。いくら慣れてても白は丁寧にやらなきゃだよ。命だよ。「ああああ、、」修正するためには、また全部に青クレヨンガシガシ塗らなきゃ。くっそー時間がヤバイ。お絵描きタイムは長くても30分で切り上げないと終演が23時越えてしまう危険が。そろそろ音楽タイムに戻らねば、、ちと無念なお絵描きさん。「ま、今回はこんなとこでー!」


第二部も最高。いままでのマンダラでは、時々ピキーンと張りつめちゃう一瞬があったんだけど、この日は終始楽しいまんまだったね。お客さんも全員幸運日だったのだろう。いい日だあ。なんかうれしかった。七夕恒例の短冊タイム。まずは短冊の笹の中にワザと体ごと突入し埋もれてみたら、異様に気持ち良かった!シャワーみたいにみんなの願い事をカラダに浴びて、一枚抽選。選ばれた願いが叶うっつうシステム。誤字が多くて読みづらかったが、まあダイジョブ。おめでとー!


星コーナーで「いい星」「流星」「星ラップ」の三部作攻撃。やっぱ「流星」は染みるねー。「星ラップ」の2番のナゾナゾは最前の社長さんに無理矢理質問役をしてもらった。ご協力グッジョブ!


「映画の中」をそのジャケの原画と一緒に歌うってのは、すっごくヨロコビ。感動してしまった。笹持って歌った。最後はそれを神社の巫女さんのように振りまわし、全員の大願成就をお祈りした。素晴らしいフィニッシュ。なぜか最後は松岡修造が降りてきてテニスのサーブを3本客席に打ち込んで終わった。久々の3時間越え。濃かったー!やったあー!やりきったー!


終演後の楽屋。半分残しといたソーメン食べたら夕方とは比較にならないくらいの激ウマ。そっかぁ、、ソーメンは、ある程度カラダが火照ってる(ほてってる)時に最大の威力を発揮するんだねー。


ふうう、、、すごくホッとしていた。激・充実。またハードルあがっちゃったなあ。次のディナーショーで、今夜の盛りだくさんな幸せな空気を越えられるんだろうか、、不安だ。ま、ダイジョブ。オレだけじゃないからね。特にこの企画は。たのもしいみなさま、これからもヨロシク。期待しまくりで11年目へー♪