つれづれライブ日記


vol.650
2015.11. 6

11月6日 広島 ヲルガン座


11月になっても、毎週末ライブで旅人トモフ、びゅわーん。いままでの人生でこんなに慌ただしい秋ってあったかな。合間の平日も心のどっかに週末のライブのあれこれがあって、ソワソワ落ち着かない。深夜徘徊には最高の季節なのに、「風邪ひかない程度に、、」って体調キープ。めんどくさいけど、ま、そのおかげでカラダには良いのだ。「ライブさまさま」である。精神的にもなのかな。知らない土地って好き。新幹線も大好き。ホテルも好き。んんー、、でも自分のゴチャゴチャな部屋とか冴えない近所でグダグダもやっぱ大好き。好きなことのどっちかを交互に波乗り(綱渡り?)してるっつう感じの日々ってことで、つまりその、トモフはサーファー!(もしくは綱渡り師)

今年も来たぜー、広島。あいかわらずいい駅前だあ。チンチン電車、ベリーキュート。で、ますます味わい深いヲルガン座。渋いビル。階段を昇ると「はああ、また来たなあああ」って、ホッとする。

店長のいずみさん、更に若返っていた。とゆうか幼くなってるじゃん。驚異だ。魔女疑惑は確信へ。きっと、なにかいろいろしてるに違いない。カエルの血とウサギの鳴き声を混ぜたりして作った液体を毎晩、、。こっそり見たら石にされるぞ!

夕方、そんないずみさんと、バスドラムに工夫(魔法)を仕込む。タンバリンをガムテープで装着。踏むたびに普通の「ドン」と同時に「シャン」も鳴る。つまり「ドシャンドシャンドシャン」。サーカス調に騒がしい。やったー!ヲルガン座サウンド完成!

すごいよ、チンくんが来てくれたっ!銀杏のギターのチンくん!いま、瀬戸内海の島に住んでるんだって。あいかわらずシャイ。激・シャイ。オレが「銀杏、すっごい大好き。いまだに尊敬してる。」って言っても、ひたすら謙遜して笑ってるんだ。土地の特産物、いただいちゃった。ありがとー。帰宅後、即、完食しました。また会いたいなあ。つうか、観たいなあ、銀杏。なんちって、あんなに猛烈な魂の放出、「またやってよー」なんて簡単に言っちゃあいけないね。言っちゃったけど。

さ、ライブがんばるぞー。がやがや、、金曜に駆けつけてくれたお客さん、ホントにありがとー。すまんね、広島はいつも旅の行程で平日ばっかり。仕事終わりで駆けつけてくれたり、仕事お休みにして遠征してくれたり。えらいぞ!

ヲルガン座、温度も明るさも怪しさもちょうど良い。ここはイスもラクちんっぽいね。基本的にまったり、MCもぼそぼそヒソヒソ、カープ話しをはさみつつ、くすぐったい空気でライブは進む。至近距離だから、普通に会話することしばしば。トモフ御用達のいつもの飴「キシリクリスタル」、未経験者がいて驚いた。世界で一番売れてる飴だと思っていた。強制的にあげた。感想聞くの忘れた。

終盤がせまり、なんでもOKな空気に。アンコールで珍しくお客さんリクエストに応えてみる。リクエストっつっても、全部気軽に対応なんか出来ないぜ。「あ、それはやだ」とか全然あり。「美人が消えた日」は四苦八苦。「両想い」は急遽ピアノで、「大人なので」は流しのギタリスト風に客席ににじりよって生声で。最後はカラオケスナック状態、「映画の中」で去ってみた。いい店だねえ。近所に住んでたらしょっちゅう寄っちゃうね。

終演後は通常の営業。トモフライブに関係ない普通のお客さんもガヤガヤ飲んだり食べたり。自分は日本酒クピクピしつつ楽器とかの片付けを。ひとり飲みしていた外国人青年と妙にうちとけた。もちろんベリースローな英会話につきあってもらって。勝手にジミーと名付けた。俺はトミーで。「TOM & JIMMY ♪」なんだか仲良しに。帰りにピンクゴロゴロを下まで運んでくれた。紳士っ!本名はロバートくんだった。SEE YOU AGAIN !

この日のホテルはメチャ味わい深いビジネスホテル。門限ありで、コンビニには行けず、夜中は自販機のチューハイ氷結。すいすい飲めちゃうのだな、これ。ちゃんとアルコール9度とかなんだね。危険な液体だ。

早朝、ほろ酔い覚めぬまま川沿いをゴロゴロ。おお、原爆ドーム!いい天気でポカーンとぼんやり。静か。路面電車で広島の街にバイバイ。で、新幹線。さあ北九州へー!