つれづれライブ日記


vol.665
2016. 3.19

3月19日 渋谷 TSUTAYA-WEST



バンドトモフワンマン。3月の渋谷。無事に冬を越した自分らと子羊たちのお祭りなんだぜ。あいかわらず外はハードな街だけど、WESTは天国。わっしょいわっしょい♪

開演直前。べつに寒くはなかったんだが、ステージ袖でコートを羽織る。会場の照明が落ちると「おおおお」っつう感じの声圧。グッとくる。オープニングSEは大好きな「CHANGES」(やっぱ、いいなあこの曲)。はしゃいで登場。右手にマイクをガシっと持ち、デヴィッドボウイさんに敬意を。そしてキャンディーズの「春一番」をアカペラで。1行歌うごとに客席に「イェイっ!」とリアクション要求。陽気な苦笑的空気の中、「重いコート脱いでー♪」ってトコまでやっとたどり着き、ピタッと静止、、、「重いコート、、、」ガバっ!「脱いだぞおおおっ!」。満足。これをやりたいがために、わざわざコートを持ってきたのであーる。

そーんなオープニング小道具のためだけのコート、その後のライブ中にも何度も役に立った。歌ってるうちに汗かくじゃん?その濡れたTシャツにエアコンの空気があたるとメチャクチャ冷えんの。で、「あっ!そう言えばコート!コート!」って。で、コート着てると「やっぱコートは暑い、、」。脱いで冷えて、またコートっつうスパイラル。とにかく役には立ったけど、いやぁ、意外に重いんだよね、コートって。キャンディーズの言う通りだった。昭和の歌詞はよく出来ている。



縄跳び効果(一日たったの10分だけど)で最近のライブでは、いくら動き回ってもびくともしてなかったのに、久しぶりに息が上がった。SKA3連発、無茶だった。特に3つめの「巨大なダム」でキタなあ。アスリート的には悔しい。その後はMCポイントのたびにメンバーに振った。「ハカマダくんから、渋谷にちなんだ何かを、どうぞー」とか、クメムラにドラム席からステージ前まで出てきてもらったり。オオツカもハルもたくさん。助かったー。あと、曲の最中も照明さんいろいろやりまくってくれて、そのたびに「わあああ」って感動で、色でエネルギー補充できました。ありがとうございます。



1月あたりから触ってる新しめの6曲たち。「真夏」とか「このままでいたいなら」とかのノリノリ系は勢いで行けそうって感じに成長。問題は「MM」だね。今回から組曲っぽく展開っつうのに挑戦。手強い。作者本人もまだ手探りな部分多しで。バンドメンバーは、さぞかし五里霧中なトライだろうな。とにかくライブで勝手に育ってゆけー!



いい夜だった。最近では長めの3時間。結局32、3曲やった。うーん、ちょい長すぎ?ま、いいっしょ。ワンマンならではのたっぷり感。お客さんの空気がナイスだった。なーんか新しいお客さん増えた?もしくは同じメンツなんだけど、冬を越してみんなひとまわりグッと開放的に脱皮したのか?どっちでもナイス。東京ワンマン、以前は(と言ってもかなり以前だけど)クールになりがちだったのだ。お互いの心の陣地はキープみたいな。違ってきたよね。とくにこの日は。謎。いい謎。いい謎は解かずに放っとこう。



WESTさんと、「来年も春のワンマンよろしくお願いします」って約束をしたぞお。どんな一年だろうが、また冬を越したら会えるぜっ!