つれづれライブ日記


vol.682
2016. 7.31

7月31日 福島・猪苗代湖畔「オハラブレイク」


猪苗代湖は日本で3番目くらいのでっかい湖。その湖畔(天神浜)にステージが3つくらいと展示のテント。音楽だけじゃなくて、小説とか絵とか演劇とかも。だから「フェス」ってゆうよりか、大人の野外文化祭って感じかな。今年で2回目とのこと。初回の去年、自分は伊坂くんの小説の表紙を描いてメールで送信っつう参加。今年も表紙は描かせてもらって、プラス、ついにライブでも参加っつうことになりまして。いやああー、生身で行って正解。すっごいいいとこ。いい思い出ゲット!





まず7月30日。前夜に現地入り。まずは新幹線で郡山に着いて、乗りつぎ待ちのホームで一服。そこから見える郡山の街が普通に都会で驚いた。だってヨドバシカメラがあるんだぜ?成田より都会かも。嫉妬。








そこから磐越西線で猪苗代へ。お!徐々にローカルな香り。ちゃんと単線だ。ドアは手動。妙にホッとした。ゴトンゴトン。旅人気分。幸せっ!猪苗代駅に到着。お、お、おーい!ちょいと、いくら何でも!っつうくらい劇的に静かっ!まあ、23時に着く自分が悪いんだけど。怖いくらい、駅前はカツーンと真っ暗。開いてる店無し。誰もいない。風も虫も。バスはもちろんタクシーもいない。SOSなう。ヘルプミー!


とりあえずタバコ。ま、なんだか楽しい。プハー。地図を見たら、歩ける距離では無さそうで、ホテルに電話してみた。もうとっくに無料送迎バスは終了。でも、親切なフロントさんが手配してくれて、ほどなく「猪苗代タクシー」がプップー♪と来てくれた。穏やかで楽しい運転手さんだった。お酒とか食べ物を買いたかったんでコンビニ経由。その後ホテルまで真っ暗な道をドライブ。楽しいお話、ありがとうございました。ベストドライバー賞。


ホテルに着いたらロビーでピーズチームのパンちゃんにバッタリ。ちょうど温泉あがりだったようで、実に至福なご様子。うらやましー!チェックインをダッシュで済ませて部屋へ。





すっごい贅沢だぞ、こりゃ。トモフひとりに対して、ベッドが2つ、さらに窓側には畳の和室。GIPさん(イベンター)ありがとう。そして迷う。メチャクチャ日本酒が飲みたいのだが、温泉も気になる。ちなみに温泉は24時で終了。あと30分か、、、、、10秒迷ってお酒を選択。&おにぎり2つとカップラーメン。はああ、やっと落ち着いたー。満腹睡魔がすぐやって来て、即就寝。ストイック&ヘルシー。曲順とかは明日考えよーっと。


翌朝。9時に目が覚めた。天気は大丈夫かな?カーテンを開けたら、ひっくり返るくらいの景色だった。カメラが回ってたら確実にひっくり返ってた。昨夜の到着時は夜だったから気がつかなかったんだけど、ここ、超レイクビュー(湖だからね)なホテルだったのだ!巨大な猪苗代湖がドーン。その右後ろにもっと巨大な磐梯山がドカーン。完璧。とんでもない場所に建てたねー。絵葉書みたいな景色を身体で浴びた。景色浴。さあ、いよいよ曲順を考えなきゃだ。ああでも、日曜のこの時間のテレビ大好きで、結局サンジャポの終わりまで見てしまった。





11時にロビー集合、パンちゃん号で天神浜(ライブ会場)へ。遂に来たー!オハラブレイク!ああもお、すごいすごいロケーション。湖キラキラまぶしいぜ。泳いだりしてる奴らもいるぜ。松林もかっこいい。これぞJAPANな景観だぜ。パーフェクト。ハワイを完全に超えている。比べるのも何だが。





自分の出番まで二時間くらいあったんで、第一期くつろぎタイム。ピーズのカラーゲ屋さんの裏に自分の陣地を築かせてもらった。曲順考えつつちょっぴりお酒。ま、暑くなるらしいから ほんのちょっぴりね。ライブが終わったら バシバシ飲み食いするんだし。


昼過ぎ。まず、地元の集団ペテカンさんたちの劇。伊坂くんの小説を。朗読劇っつうのかな。昨日はこの劇のバックにハルがギターでBGMをしたらしい。もしも来年呼ばれたらトモフがBGMねって約束した。そして午後2時あたり、トモフライブスタート。太陽光線パワーアップ。ちゃっかり自分はステージに屋根あり。お客さんは陽射し直撃。大丈夫なのかー?、、大丈夫みたい。なんかやたらゴキゲンだ。環境の魔法か、テンション高い。ありがたやー。





「真夏」は猪苗代バージョン。歌詞を「外は炎天下~」に変えてみた。「SKIP」は曲調がマッタリだから、この炎天下では観る側は過酷に違いないんだけど、湖畔でこの曲やりたくてさ。





なので「熱中症こわいから木陰に避難してライブ観戦せよ!」って指令を出した。(根性あるお客さんはそのままひなたに座っていたっ!)あとは、水辺つながりで船長登場で「無計画」したり。で、締めはカラオケトモフ。「映画の中」で客席へ。あっつー、、、陽射し対策に麦わら着用。





客席の丸太ぶつ切りのイスをアスレチックみたいに歩いてみたり、猪苗代の青年をゲットして肩車してもらったり。





とにかくあの場の全てをライブに無断借用。みんなご協力ありがとー。よくぞご無事で!


終演後は待ちに待った第二期くつろぎタイム。カラーゲ&カレー。ピーズがアラバキとかで売ってる唐揚げ、初めて食べたんだけど、すごい美味いじゃん!なにあのレベルの高さ!しかもお得じゃん?あのボリューム。カレーも噂どおり「なんだか美味い」!そして日本酒。大汗かいた直後だもん、まわるまわる。酔っ払いつつお客さんともコミュニケ。初めて出会うメンツ多し。翻訳さん、ZAC(タスマニアの青年)、ハンサムな俳優くん、ペテカンさんたち。そしてついにトモフ横たわる。真夏の急激な飲み食いはハードである。ああ、風に乗って聴こえてくるよ、、、トータス、スガシカオ、サニーデイの声。なんて贅沢な泥酔。もったいない、、観に行きたい、、でも立てない、、、。





結構ちゃんと眠っていた。目が覚めたら「そろそろ帰りますよー」と。え?そんな時間?うわおー!夕陽だ!すごい夕陽だ!感動しながら帰路を歩く。ちょうど田島貴男さん(年下らしいんだけどイメージ的に「さん」付けちゃうぜ)が猛ライブ中だった。すごかった。声もギターも。ホンモノだ!





郡山駅まで車で送ってもらった。きのうホームから見た街。やっぱり都会だった。切符買って立ち食いそば。昼間からの飲み明けだったのもあり、体質的にちょうど激ウマ。沁みたー!贅沢な1泊2日だったな。はああああ、、、まだ8月前だけど、今年の夏はもうOKってくらい。幸せなためいきの連発で帰りの新幹線シュワアアアー。ちゃんと帰宅できてた。えらいぞオレ。