つれづれライブ日記


vol.685
2016. 8.28

8月28日 神戸・塩屋 旧グッゲンハイム邸



二度目っ。前回来た時、「次は夏に来たいー!」って思ってたのだ。うん、間違いなかった。気持ち良かった。風。晩夏の夕暮れ。特に庭!綺麗な芝生。建物から庭木に電球の列がお祭りの飾りみたい。夜の虫の声。時々すぐ脇を通る電車がゴトンゴトン。ライブ前もライブ後も庭でラララーだった。開場時間が迫り、ぞろぞろ同志たちが庭にご集結。新郎の父のように「ようこそ!」とヨロヨロ迎えた。このままこの庭でライブしちゃいたいぐらいだ。今年の関西にしては珍しく非猛暑日(35℃にとどかず)。ラッキー日だったのさ。


さ、邸内。始まってすぐ大汗。俺だけの更年期現象かと心配したら、お客さんも蒸し暑いみたいでホッとした。PAさん自らエアコン調整。ご苦労様です。自分は持参ドライヤーを身体にブオオオオ(濡れた背中とお腹を乾かすのだ)。この作業、大事。


超満員御礼で後ろは立ち見でちょっと気の毒だな。で、ちゃんとライブ中、椅子立ち、さらに花道(両サイドの椅子の谷間)を歩いてそっちへもウロウロ。徘徊フェチだから、このスタイルの方が逆に落ち着く。


前回が序盤のしゃべり過ぎで果てたっつう記憶があったので、今回は基本的に三曲ずつは切らずにプレイ!と自分を律した、、つもり。アンコールもね、いつも「終わるに終われない、だらしないトモフ」になっちゃうんで、この日は結構ピシッとトライした、、つもり。ま、つもりまくり。やっぱ脱線小芝居やっちゃうね。即興ラップ風、エアメンバー紹介、ペアルック突っ込み。


5歳の女子が花道に体育座りで観戦しててさ。ちゃんと観ててくれてんの。えらいよね。たいていライブに来るお子様って、しばらくすると飽きてウロウロとかピャア!とかしちゃうじゃん?「この女子を退屈させないのが本物だっ!」って頑張った。ライブ後に「飽きなかった?」って聞いたら、大丈夫っぽかった。よおおおし!トモフ合格!


記憶追加。アンコールタイム、曲が終わるたびに最後方まで去って、盛大なコールを確認(強要)してから再度ステージへ。プラス、恒例のアンコール特典「お酒解禁」で『獺祭』をクピ。「かんぷぁーい!」と。『獺祭(だっさい)』は山口の有名な酒。いつもよりもさらに美味しかった。神の味がした。大汗かいた後だからっつうのもデカイ。血液的にはよろしくないそうだが。


せっかくだから常設のグランドピアノを弾かせてもらおおおって「スポンジマン」を。マイク無し。生声全開。にぎやかな空気のお客さん。まさに親族一同。ナイスでありがたかった!また夏の終わりに集まれたらよいな。それまで無事で!「ながらスマホ」厳禁だぜ。


終演後、お店オススメの『強力』っつう日本酒をいただく。おお、スッキリ系。悪魔の酒だ。スイスイクピクピしながら塩屋駅へ歩き、ホームで「どわあああ」と幸せな脱力。ゴトンゴトンと三宮へ。ここにも愛しのアパホテル。カウンターの青年がトモフを知っててお互い驚いた。「トモフスキーさんですよね?驚いたー!」「俺を知ってるの?驚いたー!」


翌朝。激・早起き。無料朝食のスタート時間前にチェックアウト(悔しいけど)。大雨警報域が姫路まで来てたからダッシュなのだよ。台風と追っかけっこ。始発の新幹線で神戸を去った。すごいよ、これじゃ9時前に都内だぜ。まるで一分一秒を駆け巡るビジネスマンのようだった。用事ないのに。バッチリ濃い旅。シュわあああ!