つれづれライブ日記


vol.694
2016.10.15

10月15日 徳島 14g



旅、2日目。名古屋でのトモフルーティン、まずは新幹線ホームできしめんを。シンプルで完璧な、この麺!このつゆ!乗車、そしてひと眠り。すぐ着いたー!新神戸は今日もいい天気。いっつも晴れだ。新神戸の駅前ロータリーで「雨かぁ、、」みたいな記憶無し。藤本くん(トモフと徳島をつないでくれた男、最近はホフの徳島もお世話している)と合流。車に乗っけてもらって、いざ徳島へー!後部シートに横たわり、また眠る。ふと目が覚めたら、いつのまにか淡路島に入っちゃってて、「なんで明石海峡大橋で起こしてくれなかったんだ!」とトモフ、キレる。橋が好きなのだ。「もおー!次の鳴門大橋ん時は、ちゃんと起こしてっ!」と。厳しい50歳。


その後、鳴門大橋の時は、おこしてもらえて無事ご満悦。安心して徳島入り。ちょい時間が余っててラーメン屋に。「二郎麺」とゆうお店。レトロな昭和の雰囲気。でも店内キレイで、店主は若い。フムフム、なーるほど、まだ開業3年くらい。古民家を改装してラーメン店にした感じだ。ガッツな心意気。味は「おおお!徳島ラーメンっ!」、、鶏の濃ーい甘みに、細い麺(コシはある)と細いもやし。バッチリ!チャーシューは結構ケモノ臭かったからシンプルに鶏を感じたい人はノーマルラーメンでじゅうぶんOK。


14gに到着。ビルの前に新見くんが一人で立っていた。初めて会った時は高校生だった新見くん、ついに21歳。「ついに」じゃないか。この先30年経っても今のオレの歳。ふわあああ。感動的な歳の差の知り合い。新見くん、ワザワザお店の前で待っててくれたクセに、ほとんど話しかけてこない。クールなのか激ピュアなのか、、どっちもだな。シャイ過ぎて心配だ。誰か友達になってあげよ。彼がやってるバンド(DR.スミフ)のCDをもらった。3人バンド。そっか、友達2人は、いるんだ。すごいじゃん。 P.S.帰宅後にさっそく聴いた。かっこよかった。3コードでザラザラのノリノリ。ドクターフィールグッドが好きって彼が言ってた通りで、ライブ大騒ぎな感じだ。いいねー。これからもたくさんいろいろ、やりまくって!


出来たて?って感じのきれいなビルの二階に14gはあります。ビルの入り口だけじゃなく、お店本体にも看板が無い。見事なまでの何かのこだわり。お客さんたち、よーくぞたどり着いたっ!まだ昼の営業の余韻か、いきなりよい香り。シナモンロールを焼いていたそうだ。コーヒー、パン、雑貨も売ってる。衣類も。つまり、さすがにここは禁煙だよ。タバコのニオイがしちゃいけない。なので店外で一服。


中庭は横の壁が吹き抜けになってる構造。快適。グッドデザイン賞。4階の部屋(空き店舗かな)を楽屋に使ってくださいとの事だが、広すぎて落ち着かず、さっきの中庭を陣地にした。


6時あたり。お客さんがゾロゾロ集まり出し満席。立ち見も。今回もナイスな宣伝、チケット作業、藤本くん敏腕だよね、ご苦労様です。そんなスゴ腕を聞きつけて、いろんなミュージシャンから「徳島でやりたいんだけど、、」って要請が来てるらしい。今後は不動産業と徳島のイベンターの二刀流かと思いきや、そこまでの野心はないようです。いろいろハードだもんね。オレは早めに知り合えててラッキーマン。


6時半にライブ開始。いーや、、なかなか始めない!今夜はワンマンだし、せっかくの徳島だし。まずはのど飴でお手玉を披露。反応が無く、グレて退場。困ったなあってゆう手拍子が起こり再登場。これでもかと再びお手玉。今度は一応喝采。そんなジラしプレイからの、なんとたっぷり3時間ライブが始まった。





本編2時間で、アンコールが1時間くらい。ぬおお。相変わらずライブの終わり方がだらしないのだ。バサッと終われない性分。やりきるまでやってしまう。よしよし。ステージの高さは無い。なので、昇れるとこには全部昇った。脇に置いてあった長い椅子、ピアノ椅子、バスドラム、窓際のへり。お店に迷惑かけないように、ちゃんと丁寧に。





お客さんは基本的に椅子。後ろのほうは立ち見。たぶん立ち見の方がケツ痛くならないから楽なのでは?もちろん今夜も何度かケツケアタイムも兼ねて、カラオケ時はお客さんにスタンディングを指示。かわいいピアノがあったので、即興でいろいろ。「スポンジマン」以外は全部適当。「ハローグッバイ」「きよしこの夜」などなどなど。


働き者の徳島の青年がステージの脇に待機してくれてた。いろいろ名前を付けた。たすかる君、役立つ君。PA君も若い。二人とも学生さん?徳島の学生さんは、しっかりしてて真面目。県民性かも知れない。あ、四国全土の文化だ。お遍路さんへのおもてなし。旅人に優しいのだ。四国で五輪したらいいのにね。





本編で 普段ライブのアンコールでやる感じの曲をやりきってたんで、のちのち大変だった。「GOGOGO」だったり「幻想」だったり、リクエストに応えたり、拒否したり。「過去のドレイ」とか「骨」とかは無理やり、お客さんに脳内でバンドサウンドをイメージせよ!と指示。


「仰げば尊し」のおかげでようやく終われた。さすが名曲。終演後は、さっきの中庭で物販とサイン握手。200キロの握力で何人もの拳を粉砕した。いただいたばかりの日本酒をクピクピしながら。しあわせな秋の夜の空気。おいしかった。この季節の2日間、喉も無事で何より。めでたしめでたし。また会おう四国の民よ!、、12月に大阪と岡山でバンドワンマンだぜ。多少近所だよね?集結よろしくだぜ。肩に乗ることが多いから、身体鍛えとくように。よろしくっ!ハバナイス秋、そして冬へ!