つれづれライブ日記


vol.700
2016.11.15

11月15日 札幌コロニー


朝、羽田空港へ向かう。バスのアナウンスでよく耳にする、「バスが完全に止まるまでお立ちにならないでください」っつうのは本当だった!空港にまもなく到着~、で、バスの通路に立ってたら、ブレーキがギュウウウウっと来て、通路後方あたりから運転席まで一気にガガガーっと。ギターを身体前方に一応大事に抱えてたんで、それが足の一番痛いとこにガシガシガシ。出血。同乗してたお年寄りが孫に「ほらね、立ってちゃ危ないんだよ」と穏やかにさとしていたのが聞こえた。くっそおおおおお。はい、その通りです。


いっつも遅刻をおそれるあまり、早めに到着し過ぎちゃってさ、この日は飛ぶまで2時間も。やっぱ新幹線がフリーダムだよなあ、、と再認識。まあでも、着いちゃえば札幌は天国だし。とは言え、喫煙所で作戦を練る。①メンバーとの集合前に大勝軒(ラーメン)か、②ちょいと我慢して身体検査後のレストランでカツカレーか。3秒迷う、、、カツカレーっ!いつか羽田の大勝軒、微妙だったから。ま、そのときの作り手が麺愛不足だったのかな。で、この日はカツカレー。やったあっ、普通に美味しかった!選択に勝ったーっ!ドンドンドーン!ちなみに、お子さまには辛いと思われる。


席は窓側。翼の真上だけど雲、キレイ。高度を徐々に下げ始めて雲の中に入るあたり、特に大好き。まるでCG。この日はブロッケン現象(知らない人は検索せよ)の飛行機バージョンも観れたっ!そして無事に着陸。天気予報(吹雪かも)が大きく外れててラッキー。太陽出てるぜ。大西くん(トモフの札幌ライブを支えるのが高橋・大西ペア)の運転で札幌へ。上空の戦闘機がすごい音だった。次第に曇り空。


コロニー到着。ちょい雪がハラハラと降り始めてた。でも湿度のせいか、そーんなに寒く感じない。特に屋内は普通のカッコでいられます。外で作業する人じゃないなら、ヒートテック不要。リハをピャピャっと済ませ、いよいよ開場。お客さんゾロゾロ。はやと君(キャラメルバッジ・トモフの物販も手伝ってくれてる青年)が、「開場時間でいいんで、一曲やらせてくださいー!」って。勇気あるぜー。彼にとって初めての北海道でいきなりだぜ。ラップっぽい新曲のオケに合わせて堂々とにぎやかに奮闘していた。グッジョブ!


トモフライブ開始ーっ!3日前の千葉の余韻で校歌斉唱からスタート。でもさすがに「成田小」は違うんで、「豊平小学校校歌」を(トモフの妄想の小学校。豊平川のすぐ近くにある。)。お客さんの何%かは実在の校歌と勘違いしてくれてた模様。かわいーねー!すまんすまん。


コロ二ー名物の天井の鉄パイプをこれでもかと言わんばかりに有効利用しつつのライブ。トモフよりもあの鉄パイプを愛してるミュージシャンっているのかな?今度ちゃんと計測して統計とって欲しい。鉄パイプ利用時間ランキング。ギター弾いてない時はぶらさがっていた。グッとつかんで、身体をキープ。ほっけのような力こぶをアピールしまくりだった。アドレナリンのお陰か、いつまででもぶら下がってられるのだ。


年に一度の北海道だ。ちょくちょく客席へ。心なしか、みんな背が大きくなっていた。さすが北海道。いいミルク飲んでるぜ。つうか、自分、年々身長が縮んでるっつうのもある。椎間板が減ってくせいなんでしょ?もお、まいっちゃうぜ。昔は185あったのになあ。


そー言えば、この日は火曜日。週末だと他のバンドと日程が重なる危険があるから、わざわざド平日の開催にしたんだぜ?そしたら、まさかの被りまくり。バースデイと人間椅子もこの夜、札幌でライブだったらしいじゃん。謎の11月15日。呪われてるのか、めでたすぎるのか。でも、ガラガラじゃなくて良かった!ぎゅうぎゅうでもなかったけど、十分たくさん。子羊たちの集結に感激汁、ぶしゅーっ!メンバーも旅によるハイテンション現象でゴキゲンだった。エアコン熱めで確実に燃えるよね、コロニー。近所だったらいいのになあ、コロニーと、この街と、この子羊たち。「スポンジマン」の前のMCの流れからの「許す」コール、謎の盛り上がり。たしかトモフが泣きながら駄々こね出して、困ったハルが「わかったわかった、、ゆーるーすっ!ゆーるーす!」って感じ。楽しかった。


この日も最後は「ひとこと乾杯トークの儀式」。記憶にないけど、きっとちゃんと、道民への愛は伝わった。よしよし。あ!山田くん(ひかさのギターをやってる)が今夜も来てくれた。サンキュー。前にも書いたけど、出会った時は高校生だったんだよ。お母さんの方がオレと同世代。もう結構長い知り合いだねー。ちょい最近照れ臭い、ぴゃあぴゃあ。肩車してもらいたかったんだけど、またまたライブ中は見つからなかった。たぶん、近くに来たら隠れてるんだぜ。ずるいぞ!


まとめ・今回も最高だったです札幌族。ありがとねー。年に一度っつう微妙なペースだけど、踏ん張って飛行機乗ってるんで、お許しプリーズだぞ。ラブラブ。


打ち上げはジンギスカン的な居酒屋。けむいけむい。自分にはネギ飯がナンバーワンで美味しかった。もちろん子羊の肉もナイスだったけど、豚バラが一番落ち着く。湯どうふとかね。味覚がリーズナブルなのさ。そしてホテルまでの帰り道。札幌遠征恒例の「転倒の儀式」。「道、すべるよ、ほらほらっ!あぶないー!」って言われた人は「ああああっ!」って転ばなきゃならない。結局自分は率先して七回転んだ 。朝のバスと合わせたら八回っ!八転び九起きの心意気でこの先の冬も乗り切るっ!また来るぜっ!


シャキッと起床。空港までの帰りは高橋さんの運転。高橋さん、若くなっていた。たぶんもともと若かったんだろうけど。最近「ぐるり」とゆう名のバンドもしてる。観たいー!


最後にもうひとつの恒例行事。千歳空港ラーメン勝負。味噌とか塩とか醤油とか、できるだけバラバラで注文して、誰のが一番かを競う。まあねえ、たいていどの味も美味しいんだよ。でも昔、「第一回千歳空港ラーメン勝負」の時にオレのカレーラーメンだけが唯一アンラッキー商品で大事件だったのだ。それ以降毎回「勝負なムード」になってるのだ。で、この日の結果は、、、すっごくホッとした。「鷹の爪」(店名)は全種類おいしくて負け犬無し。めでたし!大事だよおお、旅の最後だもん。うん、いい旅だった。