つれづれライブ日記


vol.716
2017. 4.16

4月16日 下北沢 風知空知


初夏ギンギンの日曜日。下北沢の風知空知で、ひとりトモフ・ワンマン。『風知空知の知は大木知之の知~春爛漫~』。久しぶりに3時間超えの長丁場。あんまり長いと一般的には「しばらくこの人のライブはいいや」ってなるらしいから危険なんだけど、トモフのお客さんは一般的ではない!と信用して、ついついうっかり。猛烈濃厚に楽しかったのだが、今後が不安。


家を1時半頃に出発。ドライブ。ポワーン。天気良すぎっ!気が遠くなるくらいの太陽。まぶしくて目が開かない。「こーんな日に俺はライブかあ、、」って、ドライブの序盤は思ったんだけど、ちょっと考えてみたら、仮に用事がなかったとしても、家でサンジャポ観て、アッコにおまかせして、街角で通行人に失敗料理作らせて、競馬して、たぶん悔しがって、お酒飲みつつ台所で遊んでるんだ、、って気づいて、「あ、良かったじゃん!こんなスゴイ天気の日に外に出る理由があるなんてラッキーじゃん!うおいえぇーい!ラッキーボーイ!」って、180度変わった。しかも、ものすごい晴天はこの日までで、翌日からは春の嵐だった。「トモフと天気の神様・知り合い説」の信憑性は更にアップ。大きくなったら大工さんになろう。


風知空知の楽屋は、お店のベランダ、、バルコニーって言うのかな。ビルの最上階で景色抜群。つ、ま、り、ギラギラの日差しモロ浴びまくりっ!最初なんてガラスの戸が閉まってたからビニールハウス状態。今年一番の大汗。ヤバかった。本番までの間に蒸発するかと思った。戸を解放したらフゥーっと初夏の風。最高。日本一の楽屋です。


今日は珍しく早めの午後5時スタート。日曜だからだね。いろいろなお客さんが集結完了。やったぜ満員御礼、大感謝です。さあライブ開始、、その前に店長さんに「8×4」借りた。待ち時間での汗だくボディ、このままじゃ50過ぎの男の香りを風知空知でバラまく危険がある。セクシー過ぎる。開始前に噴射。消臭完了。顔にも噴射した。ちょいむせた。


冒頭で「きょうは特別にー、、」って、いきなりお客さんからのリクエストを募集。ザワザワザワ。勇気あるお客さんから「最高の錯覚!」オレ「んー?(曲順の紙を見て)、、それは18曲目にやるっ!」と拒絶しながらも、「ずうっとー、覚めーなけれーばー、、♪」と、最高の錯覚でライブ開幕。こうゆうとこからすでに、この日のアドリブ三昧(行き当たりバッタリ)なアトラクションが始まっていたのであーる。


久しぶりにギターに触った。序盤の3曲で「指が痛い!」と、わめく。「なくても良かった日」は、店長さんの手書きの歌詞カード付き。手書きだぜ!夕方のリハの時に自分が全然歌詞が思い出せなかったのを、やさしい店長さんどこかで見てて、ダッシュで作ってくれてたのだっ!ところどころに修正ペンの跡。感激で腰を抜かした。そんな細やかで深い心遣いは、お客さんに対してもで、いつも思うけど、、まさに老舗旅館の若女将!よっ!


トモフのこの時期(初春から初夏にかけて)の名物「新曲断片発表タイム」。今回は「アンラッキー」(いつものトモフ節)、「すごい月」(4月14日あたりのおぼろ月がスゴかったので)、「不死身」(エレラブ調・掛け合いラップ)、「作戦会議」(ちょい照れるポップ系)の4つ。これから何ヶ月かのうちで成長してったらよいのだ。自宅には他にもB級曲がワンサカ。秋に放流(リリース)だっ!








MCのたびに先日の会見の真央ちゃんが降りてきた。しゃべりに詰まったら「、、、、」くるっと後ろ向きに涙をこらえ、客席からは苦笑な声援。落ち着いたら向き直ってMC、、の繰り返し。他のシーンでは、「過去のドレイ」でbassでハルが、「我に」では大阪に続き再び安孫子ギターが舞い降りてきた。お得だったね、お客さん。トモフ並みの想像力さえあれば激ゴージャスな夜である。


愛読書の「日刊スポーツ」を持参。めちゃくちゃ紹介したい記事があったので。ジャーン、「ねこ検定」っ!知ってた?もう「第一回ねこ検定」は終了してたんだぜ。初級問題から10コくらい載っててさ、かなり難しくて面白いの。詳しく書くと長くなるんで、各自、検索せよ!





「知」ってゆう字を大きく書きすぎると「矢口」になるから気をつけろ!とか、「ワルクナイヨワクナイ」の謎の異国語バージョンとか、いろいろあって、とにかく長丁場で。アンコールショーあたりは「ほんとはもう、オレに飽きてるんだろぉおおっ!?」って、「いいのかっ?まだやってもダイジョブなのかっ?」キレ気味に確認しつつ続いた。ちなみに自分は全然飽きてなかった。夜中の公園の芝生で飲みながらやってる催眠術を自分にかけたあたりから、幸せな無限ループに入っていたのでー。











最後の最後はお客さんに「仰げば尊し」を合唱してもらい、客席の中を泣き真似しながら握手して卒業生風に退場。楽屋に帰還。終わったー!、、その直後、終演店内BGMで本物の「仰げば尊し」が流されて、会場全員「おおおー!(半笑い)」PAさん、やるぅー。お見事っ!


はあー、すごいお店。素晴らしい。風知空知っ!お客さんも最強にナイスで、自分はしあわせ者でした。またよろしくお願いです。で、、帰宅後、台所で飲んだリアル日本酒の美味しさがとんでもなかった!発汗で失われた水分を丸々キュウウウっと身体と脳に。プハァー、、、ほーんとにいい日曜だったー。