つれづれライブ日記

vol.717
2017. 4.29

４月２９日　アラバキ・１日目

アラバキーっ!!! 今年は１日目にバンドトモフ、２日目にピーズスペシャルにゲストで出場っつう、なんとも贅沢な２日間。ありがたやー。もお、とにかく天気がものすごかった。ほぼ夏。ハルが「いままでのアラバキで、一番天気いい。」って言ってた。ヘイ太陽っ！グッジーョブっ！

で、初日。仙台駅からバスでアラバキ会場へ。これまでと違う「Bルート」だったんだけど、、いいねー「Bルート」！序盤の怪しいメルヘンな街（錦が丘？）と、終盤のダム湖の景観。テンション、パッツンパッツンで元気に現地入り。

のんびーり楽屋村♪とにかくポカポカを通り越してギラギラの陽射し。楽屋の外の日陰に陣地を作った。つくづく雨じゃなくて良かったと思う。用事も無いから早々とライブ衣装へお着替え。曲順の紙を地べたに置いて「ふんふん、、」と確認。よーし。バッチリ！さあさあさあ！

バンドトモフ名物、サウンドチェックショー。「ショー」って言うほど決まった何かをするわけじゃないんだけど、こっちもお客さんも完全にテンションはスイッチオン。もうライブは始まっているのだ。いきなり花道（「荒吐」ステージ特有の出っ張り・桟橋な感じ）の突端へズイズイと歩く。「とおおおっ！」お客さんとバシバシ手のひらを交換。よしよし。お互いの無事を確認。ゴキゲン。その間、メンバーは楽器の準備。ひとりひとりの音出しにメンバー紹介MCを。メンバーの名前が湖畔に響く。自分はこの日は楽器無しの手ぶらトモフ。つまり自由。基本ずーっと花道に。これがトモフのアラバキスタイルなのであーる。

準備が早めに済んじゃって、本番までの待ち時間（１５分）が手持ち無沙汰でたまらない。もったいない。お？ハルが花道へ。なにやら愉快な踊りを始めたぞ。よおおし、伴奏つけちゃえ。「猫ふんじゃった」を鍵盤で。自分も踊りたくなって、ハカマダくんに鍵盤をバトンタッチ。双生児によるステップ合戦。愉快に踊る５１歳たち。のち闘牛ショーに変化。ハルが牛。俺が闘牛士っつう設定。このころは鍵盤はオオツカに。思いついた事は全部やる。究極の成り行き合戦。アラバキマジック炸裂のサウンドチェックショーだった。

ようやく本当の開始時間ハズカム。とっにかっく気持ちいいいっ！相変わらず素晴らしいいい！アラバキーっ！大喜び。

花道から振り返ると、メンバーたちもワアアアア！って感じ。少しずつ夕暮れっぽい空。はぁー、しあわせだ。月も見えるぞ。ぜいたくだなあ、本当に。ステージそでに四星球・康雄くん発見っ！急遽、こっちに手招きで呼び出す。ちなみに彼らはこの日、昼頃にすでにこのステージで猛烈なライブを敢行していたのだが、、、

「おうおう康雄くん、この花道、ずいぶん使いまくったらしいじゃんか！これはー、俺のー、はーなーみーちー！」と怒りモードで。ま、、ニコニコしながらね。一応困ってる役の康雄くんに、しばらく理不尽な怒りをぶつけ、最後に「よおおし、仲直りだぁあ！」と和解の握手。たのしかった。その後、ライブの終盤でも四星球くんたちを「コーラスカモーン！」って強制出場させて、でもちゃんと歌えてなくて、「全然ダメじゃんかー！」と、叱ってみた。すまんすまん。楽しい思い出。

あ！トラブル発生っつうのもあった。ハカマダくんが、めずらしくギターの弦、切っちゃったのだ。たぶん気持ちよすぎてガシガシ弾きすぎたんだね、えらいっ！ラッキーなことに、バンドトモフの次の出番がフラカンで、Q太郎さんが竹安くんのギターを貸してくれたっ！ひゃああ、プロのギターをレンタルだぜっ！おそれ多しっ！竹安くんがいい人で本当に良かった。ライブの流れ的にも、音質的にも、非常に助かった。ありがとう、素晴らしい奇跡！

サウンドチェックとライブ本番のほとんどを花道で過ごし、最後のスポンジマンでドンキホーテクラッカーをアラバキの空へ発射して終了&号泣（嘘泣き）。ああ、こんなに行き当たりバッタリでも時間内で喜怒哀楽の起承転結を大満喫できた。つくづく、あの場所には魔法がかかってる。自分らにもお客さんにも「年に一度」っつう猛烈に儚い（はかない）気分があって、そのエネルギーが魔法を起こすんだろうなあ、、と、思います。なんちって。いやぁ、ほんと。

終演後はポワーンと。昼につくった陣地で日本酒タバコ。今年はちゃんと牛タンも食べれた。いつもタイミング逃しちゃってたので、何年かぶんを「アムアムアム、、」と噛み締め、「しあわせすぎる、、５１の春」。すっかり夜になって、ハルは明日ピーズがあるから早めに帰り、自分はちょい遅れて２１時のバスで仙台へ。サードたちはベイビー（ニセ忌野清志郎）を観戦しに更にアラバキ滞在。夜は急に寒かったらしいよ。

仙台駅に向かうバス。クドカンさんと初めてしゃべった。ライブ観ててくれたらしい。うれしいねー。トモフ「顔のジャンル、自分ら一緒だよねー？」って言ったら、クドカンさん「？？？」。千葉とか茨城の薄い系統同士って思ってたんだけどなー。

もうすぐ到着って頃にサワオくんからメール。「いま、カサブランカのメンバーで飲んでるんですけど、合流しませんか？」と。「んー、、自分、お店とかは苦手なのだあ。道端で飲むんならいいんだけど、、」って返信したら、サワオくん、わざわざ店飲みを切り上げてくれて、仙台駅の巨大歩道橋で合流。メンツはカサブランカ３人とピロウズ事務所のアライさんとトモフ。一応屋台っぽいとこを探して街を５人でウロウロ。でも結局５人で駐車場脇の自販機ベンチで飲むことになった。まんまとオレの希望通りで、すまんすまん。

お酒の補充はすぐ近くのコンビニで。行儀の悪い大人たち。架空のバンド（４人）での記念写真撮ったり、ひとりトモフ用のアー写を撮ってもらったり。ヨーコちゃんのスマホマジックでピチピチに見えるように加工してもらったり。サワオくんが明日３つも出番があるのに、とにかくテンションアッパーで元気元気。そのうちドラムくんが「そろそろ帰りたいっす」って言うまで楽しーい外飲みが続いた。

ひゅう、、感動的に盛りだくさんな、いい一日だった。みんなありがとー。昼から数えたら、オレ、いったい何人のひとにかまってもらってたんだろー。このご恩、いつかお返しできたらよいのだが、、ま、いいか。さあ、明日はピーズスペシャル。気楽な立場だけど、真面目にちゃんと頑張るぞー！