つれづれライブ日記


vol.761
2018. 3. 2

3月2日 新宿紅布



ひとりトモフとクリトリック・リス in 紅布。クリトリくん(スギムくん)は、なんと喉頭蓋炎で直前まで大阪で入院してて、新幹線でダッシュでやって来たー!エライ!自分もそうだけど、彼も今まで一度もライブをとばした事ないらしい。まあ、自分は年間多くても50本だから当たり前かな。クリトリくんの本数での無欠席ってのは驚異である。拍手!


夕方、突然鍵盤オオツカからメール。「紅布、行っていいですか?一応鍵盤持っていきます」と。そんな事滅多になく、つうか初めてなんで驚きつつ「OKよろしくー」。でもすでに自分はリハを終えてたんで本番一発勝負の2人トモフ。ま、曲知ってるから大丈夫だね。


6時くらいにクリトリくん到着。意外と元気そう。「さては仮病かー!」とブラックにボディアタック気味にからむ。「いやいやいや、、」と苦笑。さすがに病み上がりな感じだったかな。でも本番直前にはバッチリ戦闘服(ほぼ裸)にいそいそ着替え出陣。立派だった。


クリトリック・リスのライブ、今までのイメージ(自分のね)は「ハッピーでワイルドな祭りで、神輿に乗ってるうちに骨折しちゃうヤンチャな関西的パフォーマンス」だったんだけど、今夜で変わった!彼はビューテフォーなアーティストだった!オケは繊細でストイックな洋楽テイスト(そもそも、オケを彼が作ってるって事さえ知らなかったー)で、「こうゆう雰囲気って、ヨラテンゴっぽいんじゃん?」ってオオツカ(ヨラテンゴ大好き)に聞いたら「いや、ちがいます!」とか真っ向否定。ぬおおお。ライブ後にクリトリくんに「ヨラテンゴって知ってる?」って聞いたら、「めちゃ好きで初来日から観に行ってます」って。うおおおお!当たった!今夜の紅布ピープルは『夏の魔物』(フェス)で観たクリトリックライブのお祭りモードでは無かったけど、がっつりスギムくんの世界に打ちのめされていたー。深く厚い。お見事!


第2部、ひとりトモフ。クリトリくん48歳で自分52、足してジャスト100っ!よおおおし!彼が全身から放出していた湿気のせいか、ステージ妙に蒸し暑い。ま、3月になったんだもんね。冬は終わったのだ。今夜は冒頭に「春が来た」「冬を越した52歳」。ライブのたびにやるっつう約束の新曲発表コーナーは「冬を運ぶ男」。主人公は冬将軍。「また次の国へ冬を運ぶっ!」「どうせ消えるモノだけど、運ぶっ!」つう、、、花火師のような男のロマンな。なんちって。キックの3発を早めに踏むのが意外と無茶。新曲おさらいコーナーを設けて「平成の次はまた昭和」も。ここで1月に初めてやったんだよね。








久しぶりに「SOX」。トートバッグ記念。この曲をやってる最中に限り、ドリンク¥100オフを提案。マイナスぶんはトモフギャラから相殺。たった4人だった。なーんだ、遠慮深いねー。¥100じゃ全然イマイチっつうことかー。


終盤にオオツカ登場。「いきなり来ちゃってスミマセン。自分が弾くつもりはなかったんです。」的な低姿勢で。いやいや、オオツカがいるのに俺が鍵盤弾くなんて変だろ。紅布ステージは、ただでさえ横には広くないのに、その右半分に2人が並んじゃってて、、、ぴゃあああ近いっ!結構照れた。曲が終わるたびに距離をとった。ま、予定には無かったのに突然プラっと来てくれるの嬉しかった。本人には言ってないので、ここに書きました。





偶然この日、「映画の中」をカラオケじゃなくギターでトライって、もともと決めてたんで、そこにオオツカが加わったのはラッキーだった。広がりが違うよね、やっぱ。その後「我に返るスキマ」をグシグシと。本編ラスト「不死身FUNK」はカラオケ。プラス、生演奏のビリビリオルガン。自分は客席で大騒ぎ。後方に発見したクリトリくん(すっかり普段着)にも時々マイクを向けて。本当は戦闘服の彼に肩車してもらって「牛若丸と弁慶」モードでやるのが夢だったんだけど、さすがにね、自重いたしました。無理させちゃダメだろー。次の日も彼はライブだったのである。序盤、なーんかジックリ系な紅布だったんだけど、結局はワオオオオ!で、いい夜だった!わっしょーい!よい3月を。