つれづれライブ日記


vol.778
2018. 8. 4

8月4日 福島・猪苗代湖畔 オハラブレイク



猪苗代湖畔でのアコースティック(寄りな)イベント「オハラブレイク」。自分は3度目。お誘いに感謝です。巨大な湖、遠くには会津磐梯山、砂浜と松林の中にステージが点在。ゆるめのお客さん、出演者、温かいスタッフ。みんなのんびりウロウロ。世界一のロケーション、毎回猛烈に満喫。帰りは幸福なバテバテ。





今回は思い切って日帰り爆弾ツアーにしてみた。これまでの2回は、前夜に猪苗代近くのすごく立派なホテルを準備してもらってたのだ。贅沢すぎるくらい(過去日記ご参照プリーズ)。でも今回は出番がちょい遅いから家から出動。新幹線なら郡山ってスグなんだよ。郡山駅から猪苗代まではワゴン車で送ってもらえたし、楽チン、バッチリ。


そのワゴン車、見知らぬ5人組ミュージシャンと同乗。駅から現地までは50分の行程。お互い、ちょい人見知りな空気。出発時に「トイレ大丈夫かなあ、、」って心配のご様子だった青年に、ドライブの中盤、思い切って「遠慮なく、クルマ止めてもらってくださいよ」と、提案コミュニケ。「あ、ご心配かけてスミマセン」車内「はははは」と、初めて緩む。無事現地に到着して、ようやく自己紹介。「トモフスキーって言います。そっちは誰さんチーム?」「コトリンゴです」。愛くるしいお名前。くすぐったい出会いだった。ドキドキした。


湖畔っ!おおお、いままでよかヒトが多いっ!オハラブレイク、どんどん認知されてるのかな、、と思ったら、昼過ぎに真心が出てたんだって!初だよね?前日には民生くんも。そりゃあにぎやかだあ。楽屋用の建物(大きめ)には寄らずに直接、現場の「そらいろ劇場」のそばの「カラーゲ」さんの後ろにスポッと収まって出番を待つ。これが自分のいつものオハラブレイク。すでにハルが到着してて、ギターをポロンポロンとか発声練習とかしてた。自分よか出番が後ろなのに。早起きさんだぜ。ステージでは画家の奈良さんがDJしていた。お気に入りの曲たちを独特の語りでお届けするスタイル。ニコニコゆるゆる見守るお客さんたち。結構炎天下なんだけど、じっくり。すごい集中力。不思議な空気。奈良マジック!





自分の出番。タイムテーブル的には15時40分スタート。でも、やっぱりセッティングが茶々っと済んで、15時25分にトモフ名物「リハーサルショー」が開幕。お客さんたくさん集合してくれてんだもん、いちいち一旦引っ込むのはカッコ悪い。でも、あくまでも「タイムテーブル外」の時間だから、あんまり派手にやってはいけません。他のステージに迷惑かけちゃうからね。そうゆう気づかい、複数ステージの祭りでは大事で。おごそかに。こっそりと。とりあえず子供連れ族の気をひこうかな、、と、「かえるの歌」とか「森のクマさん」。コードは適当。さあさあ集まれ子供たち!そしたらクマさんでハルがステージにやって来た。歳行った子供の気を引いたっ!なんだかんだ結構派手なリハーサルショーになった。








そして本当の本番の時間が迫ってきた。音響さんに「ワイヤレスマイク、今年もあります?」とリクエスト。無事ゲット。やったー!ワイヤレスキー降臨っ!去年はココで最後にワイヤレスキーで林の中に消えるっつう終演だったから、今年は逆に林の中から登場だっ!しばらく渡辺謙シャウト「最近の文字は小さすぎて読めないーっ!」で、マイクチェック。のち「静かな湖畔の森の陰から、、♪」を歌い始める。ステージ前のお客さんたちとの掛け合い。お互い見えないんだけど、「カコーカコーカコカコカコー♪」「カコーカコーカコカコカコー♪」徐々にステージに近づき、後方遠巻き観戦ピーポーによろしく的ハイタッチバチバチ。小3くらいの少年にマイクを向けてみたら、すごく元気に「カコーカコーカコカコカコー!」と、食い付いてきた。いいねー、少年っ!使命感が強い少年はその後も「カコーカコー」のたびに寄ってきてくれちゃってタジタジトモフ「しつこーい!」と苦笑の叫び。でもありがとー、少年!そのままスクスク行けよっ!クルマに注意だぞ!




















ふう、、ココは相変わらず楽しい誘惑が多すぎる。やっとステージにたどり着いた頃には、もう大満足で大汗。ここから本編50分っっ!いやぁ、、ユンケル飲んでおいてよかった。うむ、知ってるお客さん、知らなそうなお客さん、たくさん。気合いで全員わっしょいわっしょいしなきゃだぜ。最初に今日の新曲タイムで「8月はヒトの番だよ」。7月はお天気の神が暴れまくったからな。初公開でも当然お客さんにコーラスを強要。からの「猪苗代の52歳」。





のちDJトモフで「不在」。歌唱とアクションつき。もちろん客席プレイ有り。奈良さんとは対照的に全く落ち着きがない。「品の無いほうのDJタイム!」と銘打った。燃えたなあ。屋外は空気がほぼ無限。息切れしてもすぐに回復。正の螺旋でどんどん上へ。「我に返るスキマ」で再びハル参加。ヨロヨロ挙動不審な動きとコーラス。湖畔に戯れる大木兄弟、合わせて104歳の夏。ミーンミーン♪








「SKIP」。曲順をずらして、なんとかこの曲を夕暮れに近づけようとしたんだけど、まあ、ほぼ昼間だった。時々ワザとギター小さめに弾いて、鳴きまくる蝉たちとの共演プレイを。彼ら、グッジョブ。「作戦会議」とか「不死身ファンク」やって、「映画の中」では持参したドンキ巨大クラッカーを念願の野外発射。キラキラテープを風に乗せる。





この辺りの曲たちは湖畔にバッチリ合う。たまらんちん。





そしてフィナーレは、お約束のワイヤレスキーで林に消えてゆくプレイ。














「サンキュー!さらば猪苗代っ!トモフは湖に帰ります、、」とか言っといて、東京五輪の聖歌ランナーとしてステージまでカムバック・フィニッシュ!まさに完走。大苦笑の大拍手。わーい。最高の50分だった、ありがとー!ラブラブ猪苗代っ!








その後は、汗を乾かしつつ日本酒をクピクピ、ペテカンさんを観劇。今年はハルが伴奏(効果音的)係。劇とのバランスに気をつけて、ハルは控えめテイスト。劇タイムが終わったら、ひとりピーズタイムへ。そのセッティング中、自分もこっそりタイコをステージにセット。何かのタイミングで乱入しようかなと。あ、うっかり「乱入」って書いたけど、決して乱れる系じゃなく、じゃましないように気をつけた。「ここは、聴かせどころだな」って時はおとなしくしました。


演劇の伴奏時に控えめだったのに、タイムテーブルに気を使って3曲くらいで終わろうとするハルに「もっとやってくださいよ、ハルさん!まだ始まったばかりっすよ!」と、お客の青年風に。プラス何曲も要求。菅さん(ボス)、迷惑かけてたらごめんなさい。


はいー。すっかり日が暮れて帰りのワゴン車の出発が迫る。ここに泊まる人(キャンプ地でもあるので)は最後までドップリ観戦&飲み&そのまま爆睡なんだよね、うらやましー。夜空に赤い光が浮かんでた。「へえー、福島だと、火星があんなに赤く近く見えるのかっ !? 」って一瞬衝撃。でもよーく見たらソヨソヨ動いてて、スタッフさんに「あれはランタンです」って教えてもらった。いいね、ランタン。飛ぶんだねー。名前もキュート。


郡山には新幹線出発ギリギリに到着。駅ソバが食べれず無念。もおおお腹ペコさんだよ。朝から何も食べてない。東京着。ここからは地下鉄。一気に日常に戻る。汗臭いんだろな、俺、、って我に返りつつも「ああー、今年もバッチリ楽しかったなあ、オハラブレイク。」ってしみじみ。へたり込んでおりました。まだ、行ったことないひと、是非是非だよ。絶対いい日になるよアソコ。ぷしゅー!っと。