つれづれライブ日記


vol.785
2018. 9.13

9月13日 渋谷 マウントレーニアホール



「渋谷うたの日」、ローリーさんとオーケンくんの主催イベント。もう8年やってるそうです。2人が毎回ゲストミュージシャンを呼んで、音楽とおしゃべり。


さかのぼること数日前の大阪魔物の楽屋の一角。この3人が同席。自分は初めてローリーさんと(ちゃんと)しゃべった。「こんど渋谷よろしくです」ってスタート。テレビとかのイメージそのまま、気さくで優しくて穏やかで知的で、つまりすごく紳士な感じっ!実は、いまでこそ「ローリーさん」って書いてるけど、ズーッと同い歳って勝手に思い込んでた。「え? 2学年上?」って判明。でもさあ、最初に定着した単語って変更できないんだよね。ちょっと違う例えになるけど、、いまだに四星球くんは「四星球くん」のまんまだったり、騒音寺くんは「騒音寺くん」だもん。なので、きっと永遠にローリー「くん」って言っちゃうかも。ヨロシクです。


で、渋谷うたの日。んぁあああ、、壮絶に楽しかった! めちゃくちゃな3時間だった(いい意味で)。イベントの流れは、第1部ローリーくん、第2部トモフ、第3部オーケンくん。第4部で3人(正確にはオーケンチームのサポート宮脇くん含め4人)勢揃いのセッション。この第4部が鬼のように長かった。もおほんと、いろいろあり過ぎて書ききれない。ま、のちほど。


とりあえず第2部トモフの思い出をかいつまむと、、、


マウントレーニアホール、初めて来た。渋谷のど真ん中、109の左のユニクロの上の階。最近まで新しめの映画館だったらしい。エレベーターでポーン。入口も壁も床も座席も新品みたいにピカピカ。贅沢品!


ホール内、さすがもと映画館っ! 客席は傾斜しててグオオオオっと。あたりまえだけど、どの席からでも見やすいように造られてる。2階席もグオオオオっと。イスは快適ゆったり。この前のユニバースとは全く別ジャンルな景色。「大人が楽チンで長時間観戦できる居心地良さ」ってゆう点では最強のライブスポットである。アダルトピーポーは大助かり。終始くつろぎの笑顔。やっぱ楽チンっていいのだな。オレも嬉しい。





さあさあ、トモフ初めてってヒトもたくさんいるのだ。序盤の3曲は、初対面同士独特の「どーなの? どーなの?」感。この感じ結構好き。徐々にスイッチが入ってゆく。中盤に、この日の新曲「普通の日だけど普通じゃないね」・解説・「ローリーくんとオーケンくんとゆう普通じゃない2人にはさまれて、オセロの原理で自分もくるっと、普通じゃない♪」初トモフ族にも、容赦なく1行目から追っかけコーラスを要求。苦笑しつつでも、この程度の無理にはにじり寄ってくれてる様子。まあ、あの2人を許してきた人々なんだから、トモフも簡単に許されよう。





「作戦会議」と「脳」やって、「不死身FUNK」で客席プレイへ繰り出す。最前列のお客さんの座席のひじ置きに直立。ワーイ。ちゃんとクツは脱ぎました。基本紳士。すっかり打ち解けたー!最高だあココってあたりで、ちょうど制限時間。ピシッと守る。「第3部は、アジアを代表する、、、シャンソン歌手・オーケン!」と紹介、「聴かせてよシャンソン!」コールしつつ自分は退場。困った顔で「枯葉よおおおお~♪」とオーケン登場。バトンタッチ完了!まずはグッジョーブ!





ちなみにローリーくんもオーケンくんも本編の時間はキッチリ守るんだよ。そこらへん大人。その反動なのか、第4部で子供に戻る。セッションは6曲、我に返るスキマをうめろ・SKIP・ワルサーp38(ルパン三世のおわりの歌)・コミック雑誌なんかいらない・燃えろいい女・やつらの足音のバラード。1曲を仮に5分としても30分なくせに、なーぜーか1時間半。脱線につぐ脱線。サポートギタリストの宮脇くんが穏やかに待っててくれて良かった。神。もちろんお客さんも神様級のニコニコ傍観。いよっ母目線っ!


でもね、自分らワザと時間かせぎで脱線してたわけじゃないのだ。手抜きじゃないのよトークは、ハッハーン♪ 全エネルギー、全趣味趣向引っ張り出し、フル回転。思いついたことはとりあえず放出。しかもお客さんに向けてっつうよりか「3人側」で。誰かが言ったひとことに誰かが食いつき、その食いつく様子に別の誰かが食いつく。トークのリサイクル。エコが止まらない。気になったツボにはとことん定住で、誰も「そろそろ曲に」とか言わない。それでも許してしまう謎のオーディエンス。ファンタジー!もしくはある意味SMショー!


ちゃんと曲もやりました。記憶メモ、、、「我に返るスキマ」は、ローリーくん流石のプロなギターでギュインギュイン、締めだけ「へい、オーケンー!」で「ジャン!」キュートだった。





「SKIP」、、ローリーくんはクラシックなような旋律をルルルル~っと、コーラスもハモってくれた。でも、歌詞を間違ってトモフが即、指摘。オーケンくんは最初はズルしてギター弾かないつもりだったんだけど「ダイジョブだよ、上の2弦を適当に弾くだけで絶対かっこいいよ、美味しいなあ」ってやってもらった。バッチリだった。美味しい!





「ルパン3世」、、、エンディングで流れてたやつ。選曲がこの3人の少年&青年期のピンポイントでナイスだった。歌詞を見ずに歌えるって助かる!


曲じゃないけど「ETプレイ」世界初の試み。成功!・・・ローリーくんとサポートギタリスト宮脇くんの2人が常にしっかり音楽係をしてくれていたから、自分とオーケンは暇になるタイミングが時々(かなり)あって、自分、マイクの先っちょを「E~T~!」ってオーケンに伸ばしたら、意図をキャッチしてくれて、マイク同士の先っちょをチョン♪通じたーっ!





「コミック雑誌なんかいらない」、、、自分はピンクコロコロをバシバシパーカッションに。








「燃えろいい女」、、、中学時代の大ヒット曲。三者三様の世良公則的熱唱。すごかった。なっかなか終わらないの。曲の最後「ジャーン」って伸びてて、、「ジャン!」って締めるタイミングでお見合い、、、誰かが「燃えろおっ!」って叫ぶと、それを合図にみんな「(ダン!)いいおんなー!」ってまたサビをリスタート。ようやく本当に終わって、「今夜はありがとうございま、、、燃えろっ!」「(ダン!)いいおんなー!」朝までつづくかと思った。どうやって終わったんだろ。思い出せない。


「やつらの足音のバラード」、、、はじめ人間ギャートルズのエンディングテーマだよ。3拍子の。子供時代でも「ああ、、この曲、いいなあ」って思ってたなあ。52になって人様の前で歌うことになるとは。ちゃんとすっごく丁寧に歌いました。好きなので。





とにかくこの2人にはさまれてステージであれこれしてるのが居心地よくて楽しくて、「あああー早くまた呼んっ!(でも連続で同じゲストなんて飽きられちゃうから)来年の今頃にまた、、、」って言ってみたら、なんとこの企画、年に1度だけの開催なんだってー!おいおいおい!「連続お呼ばれを避けるとしたら最短でも2年後っ?そんなに待てないぃぃぃいいっ!」って絶叫かつ猛抗議。あううう。どーにかしてしてー!別の土地でもいーじゃん!ダメ?んもお、、お忙しいもんな、チェっチェっ!





はいー、お世話になりました。楽しかったです。ありがとうございました。なんだかんだ言って、一番の功労者はこの劇場の映画仕様の高級座席かも知れない。あーんな長時間脱線でもブーイング無し。最後までみんな元気。いい空気だったなあ。しみじみ、イスって大事っ!


P.S.写真はワイドっぽくなってるねー。実際の両サイドの2人はこんなに太めじゃないぜ、よろしく!