つれづれライブ日記


vol.805
2019. 2.26

2月26日 名古屋クアトロ



おとぎ話とクアトロさんの企画「ZIPANGU」。平日だったんだけど、全然関係ない。週末以上。すっごい濃厚な思い出。楽しくてバゴーン。混ぜてくれてありがとー! 自分は去年の9月からかなりのペースで名古屋に来まくってて「えっへん!」って思ってたんだけど、おとぎ話もここ最近毎月のように名古屋入りしてるらしい。くっそー、負けないぞ。


Homecomings、ひとりトモフ、おとぎ話の3組。開幕直前、主催のおとぎ話たちに「前説しないの? しよーぜ! 主催者っぽいの、おもしろいじゃん」って振ったら、ちょいためらってたんで、「じゃ、まずオレが出て、前説を呼び込む!」とステージへ。多少しゃべってのち「では、これから主催者たちがあいさつをしてくれるー!」と。おとぎたちゾロゾロ登場。お! ちゃんとしっかり開幕あいさつしてる! できるじゃんかっ! いえーい。


トップバッターのホームカミングスさんたちは、いい意味で、まるで洋楽。アレンジかっこよくて、メロディ美しい。ドライで北欧テイスト。特にスネアの音が独特。サンプリングして持ち帰りたいような質感だった。基本的に歌詞は外国語で、立ち居振舞いがクールなので、思いっきり千葉テイストのオレなんか嫌われてるだろうなーって思ってたら、ギターくんがMCで「昔、何曲かトモフをコピーしてました」って発言っ! 「なにいいいい? そんな大事なこと、(今じゃなくて)夕方に言ってよ!」ってステージ袖で大騒ぎ。


っつうのも、、時間さかのぼって夕方、各自のリハの時に、「ねえ、オレの本番に前越くん(おとぎ話のドラムくん)叩きにでてきてよ! 我に返るスキマとか簡単だから、、」って提案してみたら、やりましょー!って。その流れが太くなって「バンド全員でバックします!」ってゆう素晴らしい展開に発展。それから本番までの時間、おとぎたちみんなyoutubeで「我に、、」を耳コピ、猛練習してくれてた。ちょい申し訳ないくらい真面目。自分らのライブもあるのに、ひゃああああ、ありがたいー! そんなクアトロの夕方だったのに、ホムカミのギターくん、トモフコピー歴を隠してたのさっ! 巻き込まれるのを回避してたんだな。くおらー!


そんなこんなで2番手、オレ。「30分たったら、おとぎを呼ぶから、時間チェックよろしく」とライブスタート。クアトロは久しぶり。メジャー期にはよく来てて、ステージ高くてキレイめだから、苦手な場所だったかな、、て思ってたら大間違いだった。ここ、キレイなんだけど落ち着く。不思議な空間。名古屋だからかな。それか、おとぎ族たちの楽しげモードのおかげかな。とにかく、新発見とゆうか再発見。名古屋にラブリースポットがまた増えてしまった。うれしい悲鳴。ぎゃあぎゃあ。


曲目・・・平成の次はまた昭和/歌う53/脳/立派な浮遊霊(新曲)/ひとりに戻るんだ/作戦会議/ワルクナイヨワクナイ/我に返るスキマを埋めろ(おとぎスキー)/不死身FUNK


この日の新曲は「立派な浮遊霊」。プチフィクション。主人公は浮遊霊。死んだあと、千の風にもお星さまにもならないで、幽霊のまんまそこらじゅうをウロウロして頑張るぜ!たとえば、国会議事堂に行って、あいつに乗り移っていきなりの政策転換。「同一労働同一賃金」なんて当たり前。きつい仕事こそ高い給料。現場がリッチで上司は薄給、、とかね。生きてるあいだは自分のことで精一杯だったから、そのぶん世のため人のため、頑張るぜ、まかせとけ!とゆう、立派だねえー。


すっかり北欧から千葉色にクアトロが染まった頃、おとぎ話をステージへ招集。各自サクサクと準備、自分もギターのチューニング、、「あああチューニングなんか出来なーいっ!」って大泣きしてたら、有馬くんが「やれやれ」と手伝ってくれた。やさしい男っ!


イントロリズムスタート。一瞬でグワングワンでバリバリ。わおおお!「我に返るスキマ」爆音バージョン。さすがの個人猛練習。5人で合わせるの「初」だったのに、構成とかキメとかバッチリ。すごいねすごかったね。全員かっこよかった。おとぎトモフ誕生。ナーイス!トモフ初見族も楽しくしてくれてサンキュー!いいね、君ら!


締めに客席での不死身FUNKでフィニッシュ。のち、喫煙所でおとぎ話を観戦。クアトロの喫煙所は客席後方にあって、ガラスの扉越しにライブがちゃんと見える。助かる。おとぎ、ますますドラマチックになってた。照明とか曲のつなぎ、素晴らしかった。ぐおおおおんって大音量の煙から有馬くんアコギがじゃかじゃか浮上して次の曲へとか。映画みたいなロックショー。うーん、、きわめとるっ! メンバーの結束力もすごかっ!


終演後はフロアでのーんびり。結局最後、3組仲良し。記念撮影したり。また集合したいねー。完璧な平日だった!