つれづれライブ日記


vol.812
2019. 4.15

4月15日 十三 FANDANGO



バンドトモフでは最後のファンダンゴ at 十三。おうおうおう! とうとう(7月)ほんとにお引越しなんだねー。気合いぐりぐり。集中。「泣きに来た53歳」で開幕。うわ~ん! と何度も泣きマネをして自らの涙腺を呼び起こそうとしたが、結局泣かなかった。うーん、悔しい。水分不足かな。ま、「お別れ」ってわけじゃじゃないからだよ。店長、スタッフみんな一緒だということだし。ライブの女神も一緒にお引越しなんだから。出来れば壁とか床とか階段も、、。


きのうの梅田イベントで一緒だった、キンブラのマーヤくんとリラクシンズのリズム隊少年2人が来てくれたんだよ。マーヤくんはハルにエレアコをレンタルするついでだったけど。夕方にぶらりと、結局最後まで観ててくれちゃった。結構まったりしゃべれてよかった。マーヤくん、ライブでは狂犬だけど、普段は物静かであったかいのだ。しゃべれる間柄になれて、うれしい。尊敬してるんで。リラクシンズくんたちは、今年出会ったばかりなのに、もうすっかりなついてくれてる感じ。かわいいオオカミたち。うれしー・2。嫌われないように気をつけなきゃ。


ビールケース作戦。ファンダンゴトモフでは、おなじみ。ステージ低いからね。低いまんまでライブしても客席の海に溺れる感じで気持ちいいんだけど、一応、後ろピーポーでも見えやすいようにだよ。やさしみ。基本自分はそこで。ハカマダくんやハルも時々各自のビールケースに登頂。


この日の選曲はココでたくさんやってきた黄金ナンバーをドンドン。昨日からの流れでテンション高め。個人的には、声の調子が大丈夫で良かった。3連ちゃんの3日目だから、ちょい心配してたのさ。ボーカルさんは常にヒヤヒヤです。ハルのテンションも高め。曲間トークは大木兄弟でほぼ独占してた。若林と春日状態。最近、ハルはピーズではギターだから、ファンダンゴでベースを弾くのは最後だったのかな。弾き納め。ブイブイグリグリ。


あいかわらず最強の居心地良さ。音(風呂場ほどじゃないけど、気持ちよくまわる)も、景色(赤とかオレンジとかでいかがわしい)も、時折聴こえてくる加藤さん(店長)の雄叫び。たまんない。おかげで全然緊張しない。空調にいかがわしい何かを混入させてるに違いないって、最初に来た頃、思ってたんだ。ちなみに今も思ってます。そんな環境の中、ほんとにのびのび、どこまでも行けた。


お客さんの温度も感動的で、まさに同じ船に乗った同志たちっつう感じになるんだよね。ココだといっつもそう。まるごと全員愛しく思える。魔法がかかる。ファンダンゴマジック。「ライブって楽しいんじゃん!お客さんっていい奴じゃん! 全員天使じゃん!」って。こんなこと初めて思えたのがファンダンゴだったのだ。自分にとって人生の一大転機な場所。


ところで、、この日の新曲は「それつかまるよ」。解説・君のことをいつも見ているよ♪ 君のこと死ぬまで離さない♪、、昔のラブソングだったら許されるようなフレーズだけど、このご時世だと危険だぜ。ストーカーでパワハラ、DV。それつかまるよ!気をつけろ!っつう曲。リズムはプリンスのレッツゴークレイジー調。ノリノリ間違いなし!のハズが、キョトン的な反応。ま、想定通りとも言えよう。


5人全員、お客さんも全員、頑張って踏ん張って、いよいよ最終コーナー。アンコールの部。いつも下北の誕生日の時にやってる「大都会」とか「999」を十三におすそ分け。いやぁ、、昭和の曲たちはここに合うね。はふー、無事完走。最初から最後まで大満喫。十三らしく、パーフェクトにゆるくて熱くてにぎやかな夜でした。


しつこいけど、お世辞じゃなくて、こーんな53になっても、まだ音楽やっちゃってるのは、ここでかけてもらった魔法のおかげなの。きっと、やる側だけじゃないよね。お客さんにとってもそうじゃん? ここのおかげで命をつなげた!って人がいっぱいさー。まとめると、、、サンキュー! ラブジューソー! フォーエバー!


P.S. あと一回。自分は6月にココで、ひとりトモフワンマンで「最後の十三」をいたします。独り占めっ!


泣きに来た53歳/その2つ以外は/過去のドレイだ、生きた化石だ/ワルクナイヨワクナイ/ひとりに戻るんだ/骨/大人なので/たりる/GO!GO!GO!/それつかまるよ(新曲)/築53年/FANDANGO/疎遠/あのハナシのつづき/ムカシミタイニハアソベナイ/いい星じゃんか/SKIP/カンチガイの海/スピード/都合のいいジャンプ/人生は無限だ/不死身FUNK/ほめてよ/無計画という名の壮大な計画


アンコール・・・作戦会議/こころ動け/映画の中/大都会/銀河鉄道999/我に返るスキマを埋めろ/脳/スポンジマン