つれづれライブ日記


vol.822
2019. 6.17

6月17日 ラママ



おとぎ話・有馬くんと、ひとりトモフの2マン。彼とは結構長めのお知り合い。いつのまにか仲良し。目つきがヤクザなんだけど、それを吹き飛ばす人懐っこさ。「いま38歳です」って聞いて驚いた。若者じゃん! そんなに離れてたのかっ! 「仲良し扱いして、ごめんなさい」じゃん!ちなみにトモフで言うと、38なんて、「骨」とか「脳」を歌い始めてた頃だぜ。早熟なんだなあ。、、つうか、オレが遅熟なのかも知れぬ。


先攻、有馬くん。自分は裏の階段のあたりで待機しつつ、時々のぞき見。しっとりめで甘いヴォイスだった。優しげ。さーては、モテようとしてるな、このおっ! いや、ほんと、声いい。MC(風間くんネタ多し)も怪しくて楽しかった。ラママじゅう、実によい空気。


そのあとに自分登場。とっくにナイスな空気が出来上がってて楽チン。ありがたい。楽器の準備終えて、そのまま始めようかと思ったけど、せっかくのハイテンションな空気なんで「よおし、ちゃんとおおげさにカリスマ的な開幕してみよー」って、一旦客席後方に退場。「思わせぶりに客電が落ちると、お客さんがヒュウウウウ! って歓声をあげて、そこでカリスマ現る! っつう感じでお願いします」と、ラママじゅうに指示。バッチリその段取りを遂行。苦笑ながらも完璧な空気。ロックコンサートな様式は無敵だ。





月曜なのにお客さん陽気で無邪気。まるでカリフォルニアの正月だった。つられて何度も「カリフォーニア!」「ハピニューイヤーっ!」と叫んだ。ちなみに「大阪っ!」とか「カナダーっ!」も。でも、ちゃんといちいち「いえーい!」ってリアクション。素晴らしかった。こうゆう渋谷なら大好きシティだぜ。





この日は「ストロベリームーン」っつう満月の日。ちなみに、、月が赤いってわけじゃなく、イチゴの収穫の時期の満月って意味らしいよ。で、選曲も「満月」がらみで。「歌う53歳」は「満月だよ53歳」。「月にきいた」と「SOX」(満月の日の深夜徘徊曲)も。ラママの照明が綺麗でさ、まるで「劇団トモフ」みたいに右往左往なひとり芝居。照れ臭いけど面白い。





新曲タイムは「禁煙なんだろな」。解説・NHKの夜中の番組。美しい世界の山々とか、世界遺産的な景色とかの映像の垂れ流しのやつ。潤沢な制作費の使いまくりの。でも、くやしい事に、本当に美しいんだよな。ものすごいカタチの山とか、愛くるしい道とか、建物とか、、、「行ってみたーい! 行ってみたーい! 行ってみたいけどさぁ、、、禁煙なんだろな」どこにも灰皿置いてないもん。酔っぱらいとか皆無な場所っぽいし。うーん。トホホだねえ、とゆう、、哀愁の曲。反応は苦笑。





この日の「立派な浮遊霊」は、ラママに来る手前の坂、あの急坂を登る老人の背中をこっそり押してあげるっつう設定。ほんとに立派だ。いつの日か、働きまくる! まかせとけ!





バッチリご機嫌で本編終了、退場シーンは超スローで。「すあああーん、きゅうううううー、、(サンキュー)」ってハイタッチ(これもスロー)しつつ客席の小道を進む。





で、アンコールセッション、有馬くんを引き連れて、2人で超スローで登場。





セッション曲は「地球最後の日」と「我に返るスキマ」。夕方のリハで、ちょい触ったくらいだったんだけどバッチリ。有馬くん、丁寧かつワイルド、臨機応変、いろいろやってくれてて、ナイス。サンキュー!締めは「歌う53歳、うたう38歳、合わせて91歳~♪」でフィニッシュ。楽しかった。次は、おとぎの曲をトモフがんばる。でも、むずかしそー。これからも、お互いがんばろー。すっごい曲つくりたいねー。