つれづれライブ日記


vol.829
2019. 7.26

7月26日 下北沢QUE



自分(vo,g)と、クメムラ(dr,cho)の「2人トモフ」で初めてライブしてみた。ちょい前から、、「3人トモフ、ためしたいなあ、、」って思うようになってて、ちょうどこの日のタイバンが「びっくりしたなもう」(3人バンド)だから「よし、この日だ!」って決断。でもその後、ハルに緊急事態で、「ぬおおお、じゃあ2人トモフだっ!」とゆう展開。ダイジョブダイジョブ! やればできゅーる!


びっくりたちは、大学時代のサークル(GEC)の後輩。思いっきり先輩風を吹かせて、出番の交換を交渉。後輩は、30年たっても後輩なのだ。昭和の体育会系なのさ。「こっちは2人なんだぜ、人数多い方(3人)が後ろだろー?」、、了承してもらえた。よしよし。いい後輩たち。素晴らしいっ!


そして開幕。2人の勇者、ステージに登場。お客さんは「え? 2人だけ? なんで? なんで?」みたいな空気。ま、何の告知もなく唐突に「2人トモフ」だったからね。「できるの? どうすんの?」みたいな空気ザワザワ。きっとダイジョブ。夕方のリハで、桜井たちが2人バージョンを「カッコイイっす」って絶賛してくれてたから。ミュージシャンにほめられたら勇気100倍。








2人バンド、、めちゃシンプル。面白い。音圧と間合い(タイミング)に集中するのみ。新鮮でワクワク頑張れた。音が埋まらないのを逆に利点に、スキマも楽器なのだ。ガーっと行く時には一気に行く。「そうきたか!」「じゃあ、こうだ!」とか、「ここで行くだろ?」「了解!」みたいな呼吸の駆け引き。ギターのガシっ! と、ドラムのバシっ!がバッチリ合うだけでウオオオ!って興奮。まさにバンド青年の初期な感覚。53歳で。クメムラ、いきなりの展開に付き合ってくれてサンキュー! そしてめちゃグッジョブ。完走後、「やりきったー!」って、感じがものすごかった。忘れる前に、またどこかでやるーっ!























後日、避暑地のハルが「3人トモフ、やってみたかったな」って、メールで残念がってた。ここにハルベースがグリグリ、ダダダダって入ったら、そりゃきっとすごい。3人バンドの専門家だもんな。なので、この日の録音を、療養先に送っとこーって思ったんだけど、、しばらく無理はさせません。しっかり今は、身体の土台の補修をしていただかねば。そうだなあ、、メンテ後も、そんなには誘えないよなあ。ここ何年か、すっごいたくさんバンドやってたもんね、ハルは。身体、こころ、酷使の日々。バンドトモフもその一端だったんだよ。すまぬー。


この日の新曲は「夏の虫」。「ケムリ」のアンサーソング的な。夏の虫が、また去年と同じように鳴き始めた、、って曲。残酷なのか、優しいのか、せかしてんのか、なだめてるのか、、。セミってつくづく、いろいろ考えさせるねえ。哀愁。


そして後攻、びっくりしたなもう。おうおう、以前よか大人っぽい感じだぞ。桜井の声もちょい太くなってた。正統派エキスがちょい加わってた。前は、どこか世をおちょくってるような、ニューウェイブで変わり者的な、、、音楽で遊んでる感じだったのだ。まあ、今も8割くらいはそうだけど。ただ、ドラムの森田くんが上手になっててね。いや、前から上手だったのかも。この日は「お?遂に、支える役もする気になったのか?」って感じ。


最後に、ステージに召集されて、でも、何も思いつかなくて、両手を天井方向に突き挙げ(鉛筆型)、くるくる回転しつつ客席へズブズブ、、「さあ、おまえらもー!来いー!」と指令。先輩に続き、後輩たち3人、くるくる回転しつつ客席の海へ。合計4本の鉛筆がグリグリ漂流。のち、再びステージへカムバック。おもしろかった。いい思い出。サンキュー下北っ!、、会心のフィナーレ。大笑い。いいサークルなんだよお、GECって。これから学生になる若者よ、つづきはまかせたっ!














歌う53歳/ほめてよ/ひとりに戻るんだ/ケムリ/夏の虫(新曲)/過去のドレイだ、生きた化石だ/立派な浮遊霊/作戦会議/世界は終ってなかった/コインランドリーデート/GO!GO!GO!/こころ動け/脳/我に返るスキマを埋めろ