つれづれライブ日記


vol.838
2019. 9.15

9月15日 札幌 Space Art Studio



ひとりトモフワンマン。2年ぶりの札幌。前回はバンドで来たんだな。プチ疎遠になってしまっていたが、自分的には札幌、好きなんで、「きまずい疎遠」みたいな意識は無かった。物理的に行ってなかっただけで、ずっと仲良しなまんまで、普通につながってるだろーって思い込んでおります。とは言え、トモフは全然メジャーなフィールドにはいないから、お店や大西くん(札幌ライブを段取ってくれてる青年)はお客さんの入りにヒヤヒヤ。とくに、チケット売り出しの序盤は、かなり「やばい」って思ってたようです。当日が近づいてグイッと増えたんだって。よかったよかった。ありがとね、北の同志たち&遠征ピーポー。





最終少女ひかさ(いまは活動休止中)のヤマダ(芸名・ダシュンキ)くんがギター弾きに来てくれたんだ。札幌に行く何日か前に「15曲くらいは弾けます!」って連絡があって、「うおおおお!」。でもその後「トモさんのライブだから、自分が出過ぎるのは、、」って謙虚に遠慮してくれちゃって、合計5曲くらい。





さすが、ギタリスト。バッチリだった。跳ねながらのエネルギッシュなプレイ。しかも、トモフの弦が切れたら、シュシュっと張り替え係もしてくれた。すっごくいい子なんだよ。付き合い長くなったよねえ。初めて出会った頃、彼は高校生だったのだ。31になったんだって。驚きー。そりゃ、自分も53になるわい。最後に2人で「合わせて84歳~♪」で終わった。シュンキくん、お互い無事で楽しく行こうぜ、人生を。とりあえず「合わせて100歳」を目指そー。





時間さかのぼって、まず、ひとりトモフ部。序盤は2019の日々を報告。股関節骨折(疑惑)事件、松葉杖との出会いと別れ、MRIに大興奮、千葉に台風来ちゃって大変だよ、、などなど。お店の鍵盤を貸してもらって「鍵盤トモフ」もやった。札幌では初めてだったかな。「自分らしさなんて」みたいな手ごわい曲が、ちゃんと弾けた場合は、客とハイタッチ。バチバチと。楽しかった。いい子羊たち。今回も元気でありがとう。その調子。豊平川をよろしく頼むぞ。





この日の新曲は「こんな時に役に立てる大人になりたい」。そーなんだよ、千葉がヒドイことになっちゃってさ、台風で。あの千葉がだよ? のんびりで、天然系な、千葉がだよ? さすがに出身県民だから、ダイレクトにせつない。あうあうあう。ブルーシート大量に持ち込んで、老人の家にバッサバッサかけまくりたいのに、自分にはパワー(行動力も含め)がない。大金投入の余裕もない。そんな焦りを鍵盤トモフで。曲調は、ついうっかり、もろビートルズの「Hello goodbye」。歌ってるうちに歌詞が千葉とイギリスを行ったり来たりした。うむ、、とにかく、いつかちゃんと「役に立てる大人」になりたい!





3時間。ずーっといい景色だった。2年のブランクぶん、やれる引き出し、全部やったよ。プラス・シュンキくんとのフィーバーもあったから、おかげで盛りだくさん。楽しかったなあ。スペースアートさん、いい意味で、不思議なお店。ライブの前(夕方のリハの時)だと、キレイで平らでスッキリで、ライブハウスっぽい感じがしないんだけど、本番になると、にぎやかで、温度も景色も「いい~! ここ、いい~!」に変わる。スタッフさんも小粋でナイスでさ。終演後に卓球台がフロアに出てきたのも素晴らしい。


そして大西くん、なにからなにまで、ありがとー。忙しい日々なのに、たくさんの段取り。大変だったっしょー? 君の人生が、ちゃんと君の中身につられてキラキラするのを祈っております。とっくにキラキラ人生だとは思うけど、もっともっとね。自分も、また楽しく会えるように無事で頑張ります。SEE YOU SOON。さ、北海道っ! 無事に冬を乗り切って! その後の五輪も乗り切って! 来年、函館&札幌の旅する予定だよー。ガッタンゴットンと。


セットリスト
2年ぶりの53歳/世界は終ってなかった/スポンジマン/疎遠/平成の次はまた昭和/平成の次はあら令和/寄り添うふたり/返却/MRI/組曲くだれ/地球最後の日/コインランドリーデート/こんなときに役に立てる大人になりたい(新曲)/けむり/ワルクナイヨワクナイ/自分らしさなんて/星ラップ/うしろむきでOK!/大人なので/たりる/GO! GO! GO!/ひとりに戻るんだ/立派な浮遊霊/作戦会議/不死身FUNK アンコール:無計画という名の壮大な計画/こころ動け/ほめてよ/脳/我に返る?/ふたりで84歳 映画の中/歌う53歳/蛍の光