つれづれライブ日記


vol.845
2019.10.19

10月19日 京都拾得



トモフ&ポントチョフのワンマン。京都の音楽職人たち、ポントチョフ。2月の拾得ワンマン、夏のオトダマに急遽出場、今年も本当にお世話になりました。時々だけしか会えないのに、会うたびに、よりナイスになってゆく。センス、テクニック、そしてハンナリとした空気感。自分、歌の係と同時に、彼らの音をガッツリ至近距離で楽しむ係。お得だっ!


今夜は拾得。先に書いちゃうけど、やったぁ! バッチリっ! 今まででも、たくさん「最高じゃんか!」って夜はあったけど、その記録更新っ!ここ拾得での史上最高の充実感かも。まあ、自分個人のね。きっとメンバー的には、演奏とか、もっとバッチリな日はあったかもしれない。お客さん的にも、えー? そーなのー?みたいなね。


ここね、居るだけだったら雰囲気抜群なのに、いざ、やる側になると、意外と手強いって前も書いたっしょ? 「発表会」みたいな空気になりがちなのだよ。あんなにバッチリな居酒屋風な景色なのにさ。オレだけ飲み会に馴染んでない! 拾得に染まれてない! みたいなコトが多かったの。まあ、やる側なんだからしょうないけどさ。顔面への照明とか、お客さんとの目線の高さの違いとか。


で、そんな勝手にプレッシャーな自分だったんだけど、この日、ついに解き放たれたっ! わーい! 最後まで追いつかれなかったんだよ。不要な自意識は置いてけぼりで、ゴールのテープを切れたっ! ちゃんと音楽と場所(お客さん)とメンバーとライブできた。シラフでも幸せに、宴会の一部になれた感。「やっと混じれた!」「環境を克服した!」、、すっごく嬉しかった。はあああ、、幸せっ!ポントチョフ、拾得、お客さん、楽しい夜だったねえ、ありがとありがと! ワォオ~♪


冒頭文が長くなってしまった。開幕は楽団のみのインストで「ヨロコビ」。客席後方トイレ方向からトモフ登場。くるくる回転しつつステージへ。たぶん、このくるくるで何か善いものをからめて、身にまとったのだな。で、1曲目はいきなり「チーム」、そして「ガソリン」へ。毎度の事ながら、すごい曲順。


ポントチョフのトモフ曲アレンジ進化が今夜もステキだった。「レア曲をお届け」っつうレベルは、とっくにガツーンと超えてる。濃厚だったり、お茶目だったり。コーラスとか縦笛とか。メンバー各自のトライも大忙しで、にぎやか。素晴らしいー!


かつての曲(トモフ初期曲)をやる時、自分はちゃんとその当時の歌い方(歌詞もカンペをガン見)を心がけるのだ。歌手として。丁寧に。そのかわり、自由時間(MC)での羽ばたきは果てしない。この日は「中島みゆき」と、強烈な即興「シックスパック」も飛び出した。発明の連続。ご機嫌マジック。もちろん、そこにもポントたちはグリグリ絡む。お互い、適応力・瞬発力、抜群。おもしろがるお客さんの心意気も。いつもあてにしてるぜ!


いよいよ9時せまる。ここは京都の住宅街。音出し制限の9時を過ぎると、みんな人参に(クルマはカボチャに)変わってしまう! ダッシュだ! ふいいいい、、、めずらしく慌てずにビシッと締めくくれた。いい景色だったね。はふー! やっほー! 楽屋で日本酒解禁。じんわり。で、冒頭文に。めでたし。うれしい。ホッとしたー。京都、、今年もありがとー!よい冬を。


そんな夜の曲目たち・・・
ヨロコビ/チーム/ガソリン/ハナシカケル/秒針SKA/散歩のための散歩/いとしのワンダ/疎遠/自分らしさなんて/バカだね、トモフ(新曲)・・・いつもライブ当日になって足りない品物(時計、ちゃんとしたジーンズ、、)に気づくので。それを中島みゆきの「化粧」にのせて歌いました。/お友達はお年寄り/さよなら神様/シックスパック(即興)/コインランドリーデート/両想い/ミルク/タイクツカラ/SKIP/Mr.2050/映画の中/我に返るスキマを埋めろ
アンコール:作戦会議/ワルクナイヨワクナイ/脳/スポンジマン~歌う53歳