つれづれライブ日記


vol.851
2019.11.17

11月17日 長崎 トロワ


ひとりトモフワンマン2日目。久しぶりの九州。そして、もっと久しぶりに長崎に来たー! ライブ日記を調べてみたら、2008年に、おとぎ話たちと来たBe-7以来。あれから10年以上たったのか、、ひゃぁああ。今回は思案橋ってゆう雰囲気抜群な界隈。ちんちん電車。昭和のエネルギーびんびん健在。こうゆう町、大好き。

大学時代のバンドのサークル「GEC」の先輩・草野さんが、故郷・長崎で日本酒のBARのマスターに君臨してて、時々、ライブの主催もしてて、1月の高田馬場ライブの時に「大木、ひさしぶりー、今度、こっちでライブしてよ」って延原くんの携帯経由で話が進んで、今回に至る。

35年前、1985の春、GECに勧誘してもらった時、草野さんは3年生で幹事長だったの。お世辞じゃなく「魅力のカタマリ」。全然エラそうにしないのに、ひとが集まって、全部をぐいぐい楽しく引っ張ってく。人間力っつうのかな。本当のカリスマ。当時のGECの居心地の良さ(とにかくユルイ!)は草野さんが作ってたと思う。自分、最初は大学生らしく、テニスとかスキーとか、もちろん、他の音楽のサークルにも顔出してたんだけど、結局GECだけになって、バンドすることになって、こんな人生になっちゃった。倉持とも、いつかしゃべったことあるなあ。熱いロックじゃない、絶妙なチカラの抜き加減とか、みんな草野イズムの継承者。人生変えられた。変えてもらった。いやあ、マジで。

で、この日の1曲目は新曲「責任とって!」。「責任とって! 草野さーん」を繰り返す。曲調はもろプリンス。共同の被害者・お客さんにも合唱してもらった。満員のトロワ。ご集結、感謝。街を見下ろす3階。教室くらいの広さ。にぎやか和やか。エネルギー最高。遠征ピーポーも長崎モードな感じ。旅人は羽ばたくのだ。いいねー。

自分も旅人。「ほめてよ」で、初のギターソロにトライ。奇跡の出来ばえだった! 「最高の錯覚」も「大人なので」も「たりる」も、史上最高に愛しい感じで出来ました。上機嫌過ぎて、若干しゃべり過ぎ。きっと草野さんには「お調子者のオオキ、相変わらずだなー」って思われたろうなあ。はずかしー。

あ! この日ね、草野さんの他にも、当時のGECの2人が観に来てたんだよ! 福田さんと上前くん。翌日のプライベーツ長崎とセットでライブ観戦旅を組んでくれてたらしい。貴重な有給を、、申し訳ない、でも楽しい。福田さんはカステラの大部分の時期のドラムだったひと。すっごい、ほぼ30年ぶり。これぞ「再会」。夕方のリハから観戦されてしまった。照れ臭かったー! でも、たくさんしゃべれて本当に良かった。仕事とカステラのバランスで、ちょっと気まずい別れをしてたから。きっと自分は嫌われてるって思ってたから。見た目がほとんど変わってなくて驚いた! 優しくて頼もしくて気さくなまんまだった。ナイスな人生。これからまた、時々会えたらうれしいです。

で、ライブatトロワ。なんだか大汗かいて途中、お着替え休憩。お客さんにはじゃんじゃん飲んで、じゃんじゃんトイレを指令。第2部「コインランドリーデート」で復活。その後もドライヤーで体かわかしたり、エアコン調整してもらったり、立ったり座ったり、カラオケトモフしたり。お客さん、そのつどワイワイ。ライブショーの構築作業、おつきあいありがとー。長丁場だったよねえ。終盤は窓のカーテンをクワーっとあけて、思案橋界隈にむけてアピール的な大騒ぎ。「おーい、ここで、にぎやかなコトしてますよー!」みたいに。全員で長崎を満喫。そして無事完走っ! ありがとー!

この時期、気力体力ヘロヘロだったんだけど、なーぜか喉だけが無事で、ライブはバッチリで本当にラッキー。まわりのヒトとお客さんと街からエネルギー吸収しまくって乗り切れた2泊3日だった。ふぁ~! 感謝で日本酒。

1部:責任とって(新曲)/長崎の53歳/夕焼け小焼け/世界は終ってなかった/ほめてよ/最高の錯覚/大人なので/たりる/あのハナシの続き/両想い/こんなときに役に立てる大人になりたい/避難所は一緒/疎遠
2部:コインランドリーデート/ひとりに戻るんだ/くだれ/ドライブレコーダー/マツバツエ/MRI/うしろの記憶しか残らない/SKIP/いい星じゃんか/星ラップ/不死身モトウタ/自分らしさなんて/不死身FUNK
アンコール:無計画という名の壮大な計画/我に返るスキマを埋めろ/つげぐちしてね(カステラ曲)/こころ動け/作戦会議/スポンジマン/脳~うたう53歳/映画の中