つれづれライブ日記


vol.860
2020. 2. 8

2月8日 下北沢 QUE



このところ「ひとり対決」ツーマンの連続だ。全部たのしい夜で恵まれております。この日はダイナマイト・ナオキとひとりトモフのツーマン。ずーっと自分は「ダイナマイトくん」って呼んでたんだけど、いつのまにか周りに流されて「ナオキくん」って普通に呼べるようになっていた。うれしいような、ちょい淋しいような。


ライブ前の楽屋、ギターの専門家ナオキくんから、いろいろアドバイスをいただけた。まず「このギター(アオミドリ・中国名チンルーちゃん)って、ライブとかで使っていいもんなの?」ってとこから。ナオキ氏の回答は、全然大丈夫とのこと。むしろ、普通のギタリストが出す音じゃなくて、古いブルースマンがチープに出してた音がして素晴らしいと。「素晴らしいの? じゃ、買い取って!」って言ったら拒絶された。その後は扱い方を。弦の事とか、ボリュームのツマミの事とか。すごく丁寧に教えてくれた。1つ質問すると100くらい返してくれちゃう。優しすぎる。質問する側にも覚悟が必要だ。



(写真 by 山中善正さん)


楽しいに決まってる夜。ウィルスな季節なのにもかかわらず、お客さんいっぱい。心配だけど感謝。最初にナオキくん。昔からやってる曲たちは、ますます磨きがかかっていた。この日、自分が初めて聴いたのは「カリブの海賊」の再現のやつ。声がどんどん多重録音で増えてゆく。凄かった! 壮大なロマンだった。あのマシンを、ああゆう風に使うセンス、キュートで素晴らしい。機材はデジタル、使い方はアナログっつうね。自分も途中で乱入、妙な掛け声で参加させてもらった。大興奮!





自分の部も頑張った。冒頭は、都内で初めて新愛人をお披露目。「アオミドリさんのテーマ」。ちなみに前愛人はマツバツエさん。「Amazonでひとめぼれ~♪ 中国生まれの美人さん~♪」その後は録音中の新曲たちを何曲か連発。「AI」とか「ドライブレコーダー」とか「I know myキャラ」とか。





この日の新曲は「楽しい嘘をつきましょう」。私のうちでは、毎週、豆まきをします♪ 私の国では、毎月、クリスマスパーティーをします♪で、さびが、「たーのしーい嘘をー、つーきまーしょうー♪」これで真冬を乗り切るぞと。・メロディーは小柳ゆき。「あのヒット曲、作曲したのトモフなんだぜ」と嘘を放出。ライブ後半は「きよしこの夜」を2月なのにみんなで合唱。カオスな日本。その後は慣れてる曲たちを。やっぱ馴染みの曲もしないと。自分もお客さんも楽チン。





最後にナオキ&トモフのアンコールセッショーン! 「地球最後の日」「我に返るスキマを埋めろ」。「地球」は予習なし。でもさすがのナオキくん、完璧バッチリ。「我に返る」は予習してきてくれてて、さらにバッチリ。終わったと思うと、また再開してサビをっつう形式。何度も何度も。何周しただろ。やりとげた二人、お立ち台に昇って外人アーティスト風に手を繋いでサンキュー挨拶。赤いマフラーを自分にもかけてくれた。じゃ、グラサンもしなきゃ!と、お客さんにサングラス(普通のメガネ。心のキレイな人にはサングラスに見える)を借りてフィニッシュ!感動の2時間45分のショーだった。








そして、これから約1ヶ月、トモフは冬眠。この時期は、寒すぎてね。外出しません。アルバムづくりの仕上げをするぞーっと。3月になったら、みんな元気で再会しよーぜ。無事で頼むぜ!



(写真 by 山中善正さん)


P.S.この日記を書いた頃は、3月に会えるって思ってたんだなー。うん。みんな無事ならそれが良い良い。


2/8(土)ひとりトモフ@下北沢CLUB Que
アオミドリさんのテーマ(新曲)/冬眠前54歳/ほめてよ/真夏/たのしい嘘をつきましょう(新曲)/ドライブレコーダー/I know my キャラ/AI/きよしこの夜/世界は終ってなかった/SKIP/こころ動け/脳/スポンジマン
セッション:地球最後の日/我に返る~