トモフ近況 Part10

(2000. 1.23~2000. 1.30 update)

近況 1月1日のトモフスキー (2000. 1.30 update)

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トモフスキーこと、オオキトモユキから
新年の あいさつ。

明けましておめでとうございます。
1999とゆう いろいろ ドラマチックな
フンイ気だった 年もおわってしまいました。

なんとなく 淋しいです。
淋しがり屋の アナタは きっと 
ムチャクチャ 淋しいことでしょう。
ボクらの 生きてきた 1900年代が
なんか なくなってしまったかのような
錯覚が あって、フクザツな気分です。

昭和から平成に変わった時よりも
もっと フクザツで せつないです。
たまたま 12/31のライブが
しあわせなムードだったから、よかったものの

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あの日のライブが いまひとつだったりしたら
その後の MTハピネスライブとのダブル・パンチで
ぼくは きっと フラフラになっていたことだろう。

おかげで 今は「われめでポン」を観ながら
リビングにねそべって、
シンちゃんにもらった「2000」とゆう赤ワインを
くぴくぴやっています。


5日から アルバム・レコーディングが再開します。
歌を あと4曲入れて、そのあと トラックダウン。
もうすぐ できあがるのだ。
あ、でも ジャケット まだ 描いてないや。
ちょっと あせってきた。

今年は 去年の2倍のスピードで
がんばるぞ。

さっさと先が みたいから。


レコ-ディング日記 (2000. 1.30 update)

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1/5 「植物時代」 
    「ハナシカケル」 vocal & コーラス
    「オレンジ・シティ」


時代をまたがったレコーディング。
2000年代サイショは「植物時代」で始まった。
年末年始の不摂生のエイキョウは のどには 現れず 声は ノーマルだった。
今回のアルバムの中では ケイキのいいほうの曲なんで つよめに歌ってみた。
「ハナシカケル」は ぶっきらぼーめに、でも おんちに注意した。おもったよりもてまどった。
想像以上に オレが おんちだったせいだ。
ちょいと ショック。しくしく 。

「オレンジ・シティ」は ふぁ~っと なれば いい。
最終的に。 せつなくしてもらう。

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とゆうわけで、今日は 3曲の歌入れをしていた。
やっぱサイゴの方は 集中力のキープが たいへん。
マージャンみたいに勝負事だと わかりやすいんだけどなぁ。
集中力の「◯、×」が ダイレクトに結果に出るからね。
レコーディングは 「あついプレイ」そして「クールなジャッジ」の相反する2種類のスイッチ・チェンジの連続なのさ。
あぁ・・・いいアルバムが完成するといいな。


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1/6 「Mr.2050」 歌入れ

さぁ、今日で 録音するものは 終了だ。
とうとう 一度もカゼを ひかずに済んだ。

ラッキーだなぁ。 ついてたなぁ。
「Mr.2050」は アルバムのラストをしめくくる、映画みたいな 大作のつもりなんで、しっかり しんみり 歌ってみました。
でも6:00PM前に済んだ。はやい方です。
スタヂオの前のコンビニで 日本酒を買って まず ひとりで打ちあげをした。
「トモくん がんばったねぇ・・・」とね。

カンタンに 酔っぱらってしまったので、新宿まで 冷ましながら 歩いた。
明日からは 東京タワーの近くで トラックダウンだ。
もうすぐ 出来あがる!! サイゴの集中!!

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1/7 TD 「植物時代」
       「オレンジ・シティ」


TDは トラックダウンのこと。
きのうまで 録音してきた いろんな音をちょいと 工夫をこらしたりして それぞれの音量とか それぞれの右左のどこらへんで 鳴らすのかを 決めるのだ。

神谷町ってゆう 東京タワーのすぐ足もとの街で すっごく いいカンジ。
東京タワーは 強烈にスキで 今まで何回のぼったか わかんない。
いじらしいことに 窓の灯で「2000」の文字をつくってた。

TDは 1曲につき 3、4時間かかる。
サイショの2、3時間は エンジニアに独りの時間を与え ぼくは散歩をする。

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交差点に ベンチがあったので
そこで サンドイッチを 食べた。
東京に来たばかりの頃 つきあってた彼女と行った 喫茶店が 道のむこうに あった。
あそこに カサを忘れて 2時間後に 2人でわざわざゲットしに戻ったんだ。
おもしろかった。

さて、今日の2曲は ひとつはロックめ、もうひとつは 昔のPOPSめ。
両極端。声に いろんな魔法をかけてもらった。
中山さん(エンジニア)は ぼくのスキな魔法を もう知ってくれてるから とっても ラクちん。
明日は どんな散歩をしよう...。

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1/8 TD 「いとしのワンダ」
       「天国は天国じゃなさそう」


「ワンダ」は 宅録のトラックを ほとんど つかってるだけあって 方角の迷いなく すすんだ。

「天国・・・」は そうは いかなかった。
キシくんが プラスして 入れてくれた さまざまな 音たちを 全部 生かすと奇妙な ニューウェイブの曲になるし、カットすると ギタ-系の曲になる。
つまり 方角を選ばねば いけないのだ。
決めるのは いつも苦手なので ちと 精神的な時間が かかった。

うむ。いいのだ。
結果的に 決まるのならば いくら迷っても。

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1/9 TD 「イソイデナイノニ」
       「Mr.STEP」


それにしても 東京タワーは きれいだ。
昔の ノーマルな照明が 今みたいに強烈なオレンジ主張系に かわった時は「・・・・。」ってかんじだったけど、もう 慣れた。

さて、「イソイデナイノニ」は 全部 生楽器で、やっぱ おもしろかった。すんなり 済んだ。
選択肢が ないからです。
枯れたニューヨークの古めのロックサウンド・・・のつもり。

「Mr.STEP」は どれだけ おおげさに成長するかが TDのカギだった。
オーケストラサウンドのスケールの広がりは オレんちの宅録セットでは あり得なかったな。

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1/10 TD 「Mr.2050」

アルバムのラストの曲。
ドラマチックっつうか もう、映画チック!

オ-ケストラ担当のウエダくんと 久しぶりの再会。
元気そうだった。
さいごに タイムマシーンが ふっとんでゆくシーンに かなりのこだわりをみせてみた。
プロ意識と みなす。
今夜は 「ハナシカケル」も 仕上げるつもりだったけど 明日が 予備日だったので ムリせず 電車のある時間に帰った。
2000年になって もう10日が 過ぎた。
3000年まで あと990日だ。
と、思ったら 大マチガイでした。
あ~ オドロイタ。

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1/11 TD 「ハナシカケル」
        「天国は天国じゃなさそう」


お~、とうとう 終った。
「1」が 3つ並ぶステキな日に 最終日を 迎えたってのは きっと よきコトかな。
「ハナシカケル」は レコーディングのときに入れた音を 5、6コ OFFった。
つまり ストイックにシェイプアップした。
かなり シンプルで いさぎよくて 泣けるハズ。

「天国は・・・」は このまえのMIXを もうちょい ザラザラに してもらった。
あと、イントロを ムジャキな スタートにかえた。 個人的には、この変化だけで この曲は 200点に成長したのだ。



レコーディングを終えた直後のひとこと (2000. 1.30 update)

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ま、厳密に言うと、あともうひとつ、マスタリングとゆう行程が 2月の始めに残ってるんだけど、それは 曲順に ならべて 曲間の長さとかを考えつつ 11曲順番どーりのテープをつくるってことなんで、まぁね、レコーディングは 今日でおわったのだ。
あぁ~ホッとした。
オレもハヤシくんもキシくんも中山さんも ずーっと めいいっぱい集中してたと思う。
たいてい 時々どこかで 「ひとごと」っぽくなる瞬間が あったり するもんなんだけど、よくまぁ みんなカゼもひかずに つっぱしったなー。

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明日からの トモフスキーは、すぐに 先行マキシ・シングルのジャケットの絵を描かねばならぬ。
15日から ロス(!!)に出かけることに なったので しめきりは14日なのだ。
ひゃあぁぁ・・・・ でも きっと これくらいの方が オレのありあまる才能が、あふれんばかりの才能が、くさることなく ジュンカンして ちょーどいいんだ。たぶん。
出せば 出すほど 新しい別の能力が 生まれてくると 思いこみつつ、また 明日からも がんばろうと思います。
よろしく。 がんばれトモフ!!



レコ-ディング日記 (2000. 1.23 update)

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12/23 連絡待ちの末・・・

うちを出ようとした 2:00PM、スタヂオのハヤシくんからTEL。
「コンピューターが故障したので 1時間おそくてよいよ!」
とのこと。そして 3:00PM出かける直前再び TEL。
「まだ 直らないので なおったら 連絡する!」
ねそべって テレビをみていたら おなかが減ってスパゲティを食べた。
5:00PMを すぎたら 外はもうまっ暗で ついつい オサケを飲み始めた。
7:30PMに ついに連絡があった。
でも ボクは すっかり果ててしまい フトンをしいて1日の終わりモードに入っていたのであった。

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12/24 流しこみ作業のつづき

きのうは キシくんに おまかせしていた「流しこみ」のつづき。
キシくんちでの 作業データを スタヂオで使うテープに移す行程である。
久しぶりに エンジニアの中山さんに会った。
おだやかな人柄。 40歳前後かな。
仕事が とても スピーディ。
そして 確かなテクニック&ジャッジ・メント。
優柔不断なボクにとって とても頼りになる男である。
あ、今夜は クリスマス・イヴだった。
山の手線が遅れて ムチャクチャ混んでいて、
高田馬場についた頃は なんか 気分はすっかりフツウの日だった。

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12/26 アコースティックギター録り

キシくんの自宅では 騒音の心配でできなかった アコギの録音。
ぼくんちの 宅録では いつもアコギの代わりに フツウのエレキギターを ラインとマイク、2つ合わせてた。
でも やっぱ あたりまえだけど、アコギのアレンジは アコギの音の方が合うなぁ。
太さとか、生々しさが 圧倒的だ。
左手が弦とこすれて キュッキュッと 鳴ったりするのがいい。
「いとしのワンダ」「Mr.2050」の2曲をやった。
普段 使い慣れない 楽器なので とっても 握力が ヘトヘトになった。
そして ヘタです。

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12/26 「イソイデナイノニ」 ドラム、ベース、ギター etc

きのうの日付けをまちがってしまった。
今日が 26日でした。
さて 今日のレコーディングは とっても新鮮。
まず曲の序盤を アコギで録り、中盤はドラムで 次にまたアコギに戻り、エンディングで 再び ドラム。
1本のテープにつづけて録ったのだ。
で、これをききながらベースを通して弾いて、エレキ・ギターで 激しくして サイゴに キシくんが タンバリンを振った。
なにが新鮮なのか・・・っつうと、曲を部分的に ブツ切りで録っていくくせに コンピューターとか 使わないのだ。
最終的には ちゃんと曲になっててオドロク!


近況(12/27) (2000. 1.23 update)

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今日は OFF。つかのまのOFF。
しっかり休まねば。
明日から 歌入れが始まる。
ちょっと熱が 出始めてるので はやめに さっさと うがいして ねるぞ。
このごろのテレビは どのチャンネルも「衝撃映像」ばっかりだ。
すっかり 暗記してしまった。
「あ、こいつ このあとで クルマに飛ばされる・・・」とか
「こんなにスゴイのに 誰も死なずに済む」とか。
こうゆう時こそ レンタル・ビデオなんだけど、TSUTAYAに行くのがめんどくさいから・・・うん、ねよう。

レコ-ディング日記 (2000. 1.23 update)

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12/28 「いとしのワンダ」 歌入れ
       「天国は天国じゃなさそう」


ついに歌う日々に突入だ。
今回のレコーディングは アルバムに入れる曲順どーりに 歌ってみることにした。
なんか その方が 自然かなと思った。
今までは てごわそうな曲を 後にまわしたりしてたけどね。
「いとしのワンダ」は 強力に てごわかった。
サイショに 低い声の 主センリツをやった。
こいつを ちゃんとやっとかないと のちのちこいつに合わせてく声たちが 苦労するから すごく自分に厳しくチェックしてつづけた。
ぼくの集中力が果ててくると、中山さんや ハヤシくんがジャッジをしてくれた。
結局、この低い声だけに4時間もかけた。4時間だよ!!スゴイよ。
こんなに ひとつのボーカルトラックのために情念注入したのは初めてだ。でも のこりのコーラスとかは 5人分が3時間で つるっと済んだ。
サイショのがんばりの おかげ。よかった よかった。
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12/29 「天国は~」 
      「イソイデナイノニ」
      「Mr.STEP」


きのう、おわりの1時間で「天国は~」のメインボーカルは 録っといた。
今日は そのつづきからした。この歌は 楽しそうなカンジ重視ですすんだ。つまり、厳密な音程のジャッジよりかは ニュアンスが基準になった。
つるっと済んだ。
ところで ノドには紅茶が よいみたい。
なんか スッキリ リセットされる。のむたびに。
さて、「イソイデナイノニ」
これは オケ(演奏のみ)が 意外なほど カッコよくできたから 歌入れで その
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カッコよさを もっとカッコよくしないと。
オトコっぽい声と、オクターブ上の声で、ベルベット・アンダー・グラウンドな気分でがんばりました。
「Mr.STEP」。この日、3曲め。
ライブの時なんか 1日で30曲とか 歌うくせにね。ちょっと ヘトヘトだ。
この曲は えらそうな「Mr.STEP氏」と、それに「出会った少年たち」と、「美しい ハ-モニー隊」・・・みたいに その役がらで声とかパワーを 変えねば ならぬ。こうゆうのオレは 大スキなので カラダ的には 疲れてたけど 気持ちは とても 愉快だった。
「星ラップ」が スケール・アップした かんじだよ。


近況(12/29~30) (2000. 1.23 update)

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おおみそか・・・っつっても 日付は1/1の「MT・ハピネス」のための リハをした。
ひるま レコーディングして 夜中は オールナイトで リハーサル!
なんとまぁ 音楽な日々。12月は すごく ハードだったけど ラクだった。
なんもしてないと 結構 その方が おサケ飲みすぎたり、テレビ観すぎたりして くたびれるから。
余計な考えごとしなくて 済むし。
唯一の失敗は 競馬で、予想と実際買う馬券のギャップ。
意地を はっては いけませんね。
さて、今日30日は 明日のひとりトモフ・ライブの計画を練ろう。