☆つれづれライブ日記☆
12月10日 江古田マーキー

環七ぐいーんと練馬の江古田。初めての場所。オレは昭和の男で「カーナビ拒否派」。多少迷いつつ、いつのまにか「お!着いたっ!さすがオレ!」って感じが好き。


車を降りたら凄い北風。「江古田。寒いーっ!」、、町に罪なし。たまたまこの日が強烈な寒波の日だったのだ。江古田マーキーは40年続く老舗のライブスポット。以前から何度かマスターからお誘いのメールをいただいていて、このたび遂にひとりトモフで乗り込んだ。「ようこそ」、、、マスターは黒い服に黒い帽子。これぞダンディー!穏やかで優しい紳士。ジンジャーエールをご馳走してくれた。


開演前、落ち着いたアナウンスが店内に流れる。「本日は江古田マーキーにお越しいただき、まことにありがとうございます、、(いろいろ注意事項など)」声の主はマスターではないスタッフくんだが、トーンがこれまた素晴らしく渋い。ダンディマスターからの流れをくんでいるのだろう。このアナウンスタイムだけでも「どうやら異色のスポットに来たのだな」と、なにかを覚悟するのである。ゾワゾワと。


この日の出演者は全3組。自分以外の2チームは、女性が歌い、男性がサポートとゆうペア。これがマーキースタイルなのか、たまたまそうゆう日だったのか。ジャンル的にはアイドルっつうよりか落ち着いてて、ポップスってゆうのかな。そういえば入り口に大きな花が届いていた。大人なお店なのかも。ま、オレもじゅうぶん大人ではあるが。


最初に藤原さんとゆう女性シンガー。銀色のドレスがめちゃくちゃクールでディナーな感じで、あえて「シンガー」とゆう表現。ステージの後ろの青い粒々ライトが天の川のようだ。まるで宇宙映画の酒場の歌姫。歌うまくて、堂々としてて、オケ(ペアの男性が音響操作)は壮大なSFみたい。こうゆう人がQUEとかにも出たら絶対衝撃的って思った。次のARさんは、かなり地球寄り。「人前でしゃべるの苦手なんですよー」と言いつつ、かなりアッパーにトークしまくってた。チャキチャキの江戸の娘系。


で、最後にひとりトモフ。自分はトリだったのだ。ぬおおお。初めて来た場所で、しかもこの独特な流れを締めくくるのが、ひとりトモフなのかあ。マスター、、罪なお方である。まあでも、初マーキー、バシッと頑張ってほめられよー。「江古田に来た50歳」でスタート。





一昨日のにぎやかなイベントとは違うトモフワールドで行く。ここ最近ご無沙汰の「ほうき」とか「ハナシカケル」とか。「いい星じゃんか」も。後ろの天の川がちょうど良かった。





出番は二番目って勘違いしてたからアンコールとか用意してなくて、お客さんにリクエストを聞いたら「おフロ」って言われ、「そんな曲知らない!」って速攻拒否。あとで気づいた。『地球人』に入ってるのだね。ごめんなさい。今度、自分の過去作品、ひととおり聴いときます、、、なんちって。新譜の『 SHAAAA!!! 』さえ、まだ一度も聴いてない男。「作る」って作業だけが好きなんだ。「途中フェチ」といいます。





50歳最後の東京は、にぎやか大騒ぎの渋谷、異色な江古田の両極端。どっちもちゃんと吸いとった。はあ、、急に寒くて師走感がすごいな。忙しいわけじゃないのに慌ただしい。12月って毎年、一気に終わるねー。みんなセカセカしてる感じ。くるまに注意だっ!
(C)TOMOVSKY