☆つれづれライブ日記☆
1月21日 横浜リザード

とうとう自分らにとって、最後のリザードの日が来てしまった。ごおおおん。しみじみ感はもちろんだけど、それを超えて、気合いバリバリー!お客さんたちも気合い満タンみたいで、なーんと最後の最後にソルドアウトっ!うおおおお。「ラストバーゲン」とか「閉店セール」の威力、、、つくづくおそるべし。


なんと直前に緊急事態のお知らせ。チケットのトラブルで、開演時間の表記が「6時半」と「7時」の2種類あることを知る。店長くん「すみません、7時スタートでお願いできますか?」と。そりゃあそうだよね。7時のつもりで来て、とっくに始まってた!っつうのは悲しいもん。とは言え、6時半スタート覚悟の、ほぼギュウギュウな子羊たちをプラス30分待たしちゃうのもヤバイ。どーしよー、、、なーんちってね、全然大丈夫。「フライングショー」を決断。


フライングショー。トラブル関係なく、バンドトモフでは時々やってきた。開場から開演までが1時間とかの長い場合、お互い手持ち無沙汰だからステージに出ちゃうのだ。経験を生かす場だぜ。百戦錬磨。なんたってバンドトモフには、ボーカリストが3人いるのだ。まずは、一応代表のオレが登場して事情を説明して「つうわけで、、フライングショー、やるぞおお!」天使たち「わああああ!」からの、、「ハーバーライトがぁ、朝日にかわーるー♪」(かもめが翔んだ日)。ハンドマイクのアカペラで。フライングショー大好き。超ご機嫌。手拍子も要求。真知子さんの振り付けもちゃんとした。続いてハル登場。ギター弾き語りで、永ちゃんの「チャイナタウン」。近所に中華街もあるからジャストフィットだった。最後のリザードでこの曲を歌えたなんて奇跡だよ。まさにラッキートラブル。途中でドラムトモフで乱入。歌の邪魔しないようにソフトにね。続いてハカマダくんタイム。曲は「柔道一直線」、そして「駒場北4丁目」(サードクラスの代表的な曲)。ハルがベースを弾きだし、自分も再度、ドラムで参加。そのうち大塚も出てきて鍵盤。あー、だったらちゃんとクメムラが叩くべきじゃん!と、思いつつも、気持ちいいからそのまま叩き続けた、ごめんごめん。あー、面白かった。「んでは、7時にまた!」と一旦去る。濃厚なフライングショーだった。「お得」だったと、ゆるされよ!


7時。さあ気合い一新。最後のリザードが本当に開幕。泣くぞおおお!会場にデビッドボウイの「CHANGES」が流れ、メンバー登場。自分は客席後方で見つけた丈夫そうな青年の肩に乗り、浦島トモフで客席の海をステージへ大航海。ハイタッチ、バシバシ。「ココでこの登場をするのも最後かぁ、、」と、バシバシ。「ありがと!」青年にねぎらいの肩ポンポン、ステージへ無事漂着。うおおおお!「オレらの最後のリザードワンマン、スタートぉおお!」大塚鍵盤がガツーンと「蛍の光」を。全員で大合唱、、、からの「歌う51歳、ヨコハマの51歳」。一気に最初っからクライマックス。


真冬なのに素敵すぎる景色。トモフのライブでは滅多にない押しくらまんじゅうが起こるのも、ここの名物。今夜は圧力ギュウっと強めっぽいから、客席遊泳(ナウシカ唱法)とかは危険で回避(うれしい悲鳴)。それでも何度ももたれかかり、支えてもらった。めずらしく安定感のある密度をヒシヒシと感じた。頼もしい子羊たち。


メンバーもお客さんもみんな最後のリザードをガッチリや噛みしめる感じで。もちろん自分も。お客さんの顔見たら時々キュンともらい泣きになっちゃいそうで困った。泣くキャラではないので。


ライブ日記のメモ持参。朝3時頃にガバッと起きて、リザードのぶんの日記を全部読破してたのだ。2013からのお付き合いってのが意外で驚いた。勝手に10年くらいに感じてた。濃厚で深かったので。最初のリザードから、今日のリザードまで、全ライブが濃かった。毎回天国だった。十三ファンダンゴと横浜リザードは、魔法がかかる。お客さんが天使に見える(男の天使も含む)瞬間が何度もある。きっと、普段の日々では極悪非道族でも、ここでは天使に変わってるのだろう。無邪気でキラキラでグリグリ。だからこっちも全然疲れない。メンバーもみんないい顔してる。


ライブ、かなり長め。『SHAAAA!!!』の曲もやりたいし、リザードでやっときたい曲もたくさんあって、なかなか終わらない。「いま、クライマックスだろ」ってのが何度も。結局22時まで(開場から合わせたら4時間!合計40曲くらい?)たっぷり。途中でリザードに来たシンちゃんにさえ「長い!」って言われた。正直、やりすぎは自覚。いいっしょ、今夜は。全曲全力でバッチリ、やりきったー!ドンドンドーン!


今夜も誰も倒れず無事フィニッシュ(久しぶりにトモフ水を浴びせてしまったが、まあ無事無事)。天使たちの気力と体力と猛烈なあったかさに感謝。ま、それを引き出したのはオレたちの頑張りだっ!やっほーっ!なーんちって、、そんなオレたちを引き出したのは、やはり天使たち、ナイスな正の螺旋。そしてリザードマジック(我を忘れさせる温度と湿気と景色)。本当に素晴らしいライブハウス。つくづく思った。


どうしよ、、。自分は新リザードを待ちます。ハカマダくんは「 これからは F.A.D(リザードの系列店)で、、」って言ってたけど。あとで聞いたら、リザードのスタッフさんがそっちに関わるって感じじゃないらしくて。なんかちょっと、それじゃ、あああ、、で。しばらくは、今夜を含めたこれまでの思い出が、自分たちの横浜。


横浜ってそう簡単には次の場所って見つからないらしい。都会だもんね。うーむ、、誰かあの辺りに物件持ってるひと、いないのかなー。いや正直、べつに横浜じゃなくてもいい。浅草とか、豊洲でも。リザードならばどこでも。まずは、本当にありがとうございました。また会う日までっ!チャオ!
(C)TOMOVSKY