☆つれづれライブ日記☆
5月20日 高松206



初夏のひとり旅2日目。きょうは高松へ。まず名古屋とお別れする時の、トモフ的・恒例儀式を。「さ、きしめん行くぞ!」、新幹線ホームの端へゴー、、ぬお!行列っ!ああ、そうなのか、みんなこの「駅ホームのきしめん」を楽しみにしてるのだ。自分だけの恒例儀式ではなかったのだ。さーて、どうしよ。ちょい悩む。発車まで15分で、行列は10人。うん、あきらめた。ライブ前の早食いは危険だ。そもそもカウンターにたどり着くのかも微妙。無念!でもいいや、高松でうどん食べるさー。


岡山でマリンライナーに乗り換え。指定席取っちゃったんだけど、くっそおお、空いてやがる。全然自由席で余裕だったな。景色も指定席だと2階立て車両の1階だから(東北新幹線とかでも時々ある、2階建列車のワナ)、視線が低くて、コンクリの壁ばっかり。結局は気になる景色のたびにデッキに移動して眺めてた。瀬戸内海は相変わらずのキュートな絶景。ため息が出るくらいポワーっとなる。絵本みたいな灯台に心わしづかまれた。


四国上陸。讃岐富士は今日も愛くるしい。高松に到着。うおおお、ギラっギラの太陽。無風のせいか、海の香りとかは全然しない。九十九里浜とは大違いだぜ。今夜の現場「206(tsu ma mu)」に到着。高松駅の北の「北浜アリー」ってゆう一角。かつての倉庫を改造して作ったお洒落なお店が並ぶ街。この一帯は人気スポットみたいで、観光系カップル多数ぶらぶら。さちあれ!


206は元は大きめの民家だったのかも。木造。1階がキッシュのお店。ケーキもあった。今日ライブする場所は2階。夕方までの時間つぶし&今夜の曲順決めとギターの練習。食べ物屋さんだから当然禁煙で、自分はお店の入り口前の階段に陣地を作った。雨じゃなくて良かった。地元のヒゲくんたちと、プカプカ、ちょい日本酒。ちょっとお行儀悪かったろうなあ、すみません。夕方が近づくとお客さんが集まり始めて、照れつつも見せびらかしな公開練習に発展。まるで路上ライブ。こんなこと滅多にないから、お客さんたちにバシバシ写メしてもらい、ナイスな写メはばんばんツイッターにあげろー!と指令。高松で何が起こってるのかっ!って驚かそうとしてね。かなり異様な小騒ぎだった。楽しかったねー。(ツイッターで5月20日あたりを閲覧せよ!)


ちなみに10年ぶりの高松だったのだ。その時にタイバンだったハプニングエイトの谷くんたちが、今日のライブを企画してくれて、いろんな準備(会場とのやり取り、チラシとチケットづくり、音響とか現場の準備とか、、たくさん)を頑張りまくってくれたのだ。午後も大忙し。トモフ持参のカラオケCDRがここでは再生できず、谷くんがダッシュで家まで帰ってパソコンに取り込んで別のCDRに焼き直し!何から何まで、ありがとー。


ライブ開始。うーむ、、ここはライブハウスじゃないから、かなり明るくて、お互いまる見え過ぎで照れくさいぞ。ま、でも、ひとりひとりの顔を見るとみんなニヤニヤリラックスな感じでナイス!要求すればちゃんとノリノリな反応が返ってくる。10年ぶり記念で、「歌う51歳」は「歌う41歳」で。今日も思いついたら即実行。お客さんにマイクスタンドしてもらったり、ギターの最中に垂れてきたシャツの袖をまくってもらったり、観葉植物の葉を頭にのせたまま歌ったり、ついたての裏で歌ったり。できることは全てやる!の心意気。


制作中の新曲とか、SHAAAA!!!の曲、あと、昨日やってない曲たちと昭和の名曲(てきとー)を混ぜ、かなり脱線しつつも本編は約2時間でフィニッシュ。ベリグッ!ダラダラはしてなかったっつうことだね。優秀優秀。当~然、まだまだやるぞー!


アンコール部、冒頭にお客さんの許可を得てお酒をひとくち。クピ。うまいっ!客席の中で歌う。イスに昇って「映画の中」。クライマックスの「無計画」でクライマックス的な事件発生っ!最前列でガンガン動画撮影してるお客さんがいて、さすがにちょいやりづらくて、注意しても、撮り続けるもんだから、ライブの空気を乱す悪者!って思って叱っちゃったんだよー。曲とめて。大声で。たぶん鬼の形相で。彼女は驚いて申し訳なさげ。会場シーン。


その後、なんとかライブ復活したけど、やっぱ気まずい。でも、お客さんたちは盛り上げてくれて、「本当に優しいなあ、、」って感激。ぐすん。ありがとねー。終演後は昼間同様、お店の前の道端で今度はサイン描き。日本酒くぴくぴ。でも、さっきの事件の記憶があって微妙にトホホな気分。どうするべきだったのかなあ、、ってね。「撮っててもいいけど、2枚目に撮るんだぞっ!」とか言えばよかったなあ、、とか。


なんと、、あとでわかったんだけど、、、動画撮影してたヒトは、悪者なお客さんなんかじゃなくて、今回のライブのチラシとかチケットを作ってくれた漫画家さんだったの!つまり、スタッフとして記録用に撮影を頑張ってくれてたの!、、、あああ!まじかああ、、脱力。きっと彼女はトモフに叱られて「なんで?」って驚いてたんだなあ、、。はあああ、、。打ち上げで謎が解けて和解できてよかったけど、うー、ライブ中にそれに気づきたかったー。バカバカ、トモフのバカっ!


まとめると、高松は熱くて優しいヒトたちばっかりだった。ありがとおおおー!悲喜こもごも。波乱万丈の旅でした。また会おー。「次は中華屋さんで!」って、固い約束をした。
(C)TOMOVSKY