☆つれづれライブ日記☆
7月22日 町田 NUTTY'S


初めてのNUTTY'S。このイベントのチラシが可愛い感じだったんで、こじんまりした喫茶店を想像していたら、全然違ってた。ばりばりライブハウスで、しかも老舗スメル。店長さんに聞いたら、NUTTY'S自体は6年目だけど、30年くらい前からココはジャズクラブだったり、ギンギンなライブハウスだったんだって。なーるほど。音楽の神様が守りつづけてきた魔法の空気が満々のお店だった。穏やかな原町田の住宅街に、こんな極楽スポットがあったなんてっ!マニアックシティ町田。


さて自分は、ついおととい下北沢でライブしたばっかで、お出かけするのは実は億劫だったんだけど、町田は方角がいつもと違う(郊外方向への)ドライブなせいか、出発した途端に「お!たのしくなってきた」って変身。高速降りてからの長時間迷子でも、「あー、迷子迷子、たのしー」。カーナビもスマホも無しだけど余裕余裕。天気がいいからラララララ♪な気分。駐車後は現地の住民に道を尋ねまくって、結局、ほぼ原町田(現場周辺)を制覇した。もうここは俺の街だっ!(町田とかけている。)


NUTTY'Sの夜。いろいろ、ワオワオ、ズキューンだった。店長さんも気さくだし、共演者さんの勢いも、お客さんのユルくて熱い縁日のような、花火大会の帰りのようなにぎやかさもバッチリ。いい企画だー。誘ってくれてありがとね、けいくん。実はライブ前は「なんで、ひとりトモフなのにトリなんだよ、チェっチェっ!ベテラン扱いかよ!」ってメソメソしてたんだけどねー。町田っ子たちが最後まで元気で盛り上げてくれて素晴らしい夜だった。


まず冒頭、「俺は、昔、この界隈に住んでいた!」っつう狂言からの「原町田の51歳」。うっかり信用してしまったお客さん数名。甘い!トモフは毎日がエイプリルフールである。日本中のコインランドリーで休憩した妄想も持っているのだ。嘘つきとかじゃないぜ。ロマンチックなんだぜ。





ライブ後半、気分が盛り上がり、パワー全開奏法で珍しく弦を切ってしまった。「誰かぁああー!弦を替えるの得意なひとー!」と119番シャウトしたら、共演の不良メルヘンさんの金髪くんが救助に来てくれた。彼は純日本人だけど名前はピエール。メルヘンによると「EXILEに曲を提供してる」らしい。つまり、トモフの五弦はEXILEとつながったのだー!とか言って、彼らもエイプリルフール中かも知れない。ロマンっ!


弦の張り替え中はカラオケで「不死身ファンク」で大フィーバー。ミラーボール回転。感動。前もって「トラブル時に使うかも知れません」って、PAさんにカラオケCDRを渡しといてラッキーだった。町田っ子たちと完全にひとつになった。つねに災いは転じるためにある。





あ!エライんだぜ、俺。「おとといの下北沢と一曲もかぶらない選曲作戦」を敢行したのさ。まあ厳密に言うと、その「不死身ファンク」だけが被っちゃったけど。基本的にはアンコールも含めて被りなし!優秀優秀。よっ!新鮮市場っ!ピチピチドンドン!


終演後、不良メルヘンのボーカルさんに「前、ライブに誘ったら無視された!」って叱られた。「ええええっ?」とアタフタ。全然記憶になかったー。そもそも記憶にあったら、気まずくてライブの誘いとか受けらんないじゃん。あんまりメールのヤリトリがテキパキじゃないのです、ごめんなさいー。でも、しっかり出会いました。ここからよろしく!


帰り、お客さんの母娘から鰻(うなぎ)の蒲焼をいただいたっ!鰻って高いんでしょ?ありがたや。そっかー、そうゆう季節なのだねー。あ!うなぎだけじゃなく、お客さんが時々くれる日本酒も高価すぎるのが多いぞ!ありがたいんだけど、意味ないんだよ。自分、差がわかるのは最初の一杯だけなんだから。あ、さっそく飲みたくなってきた。さらばっ!ありがとー!
(C)TOMOVSKY