☆つれづれライブ日記☆
3月31日 下北沢 風知空知


トモフスキーの初期の重要人物、ウエダくん(上田禎)が、ベーシストの鹿島くん、ドラムの脇山コウスケくん(見た目の印象は脇山ってよりか「塚本」なんで、しばらくは「塚本くん」と呼んでいた。のち「NOT 塚本」に改名)と今年から始めた「NTコネクション」とゆう企画にお呼ばれ。ひとりトモフで潜入。ウエダくんと久しぶりの再会。10年くらいは会ってなかったなー。照れ臭いような、でも距離感、何も変わってなかった。認めるとこは認めつつ、茶化すとこは茶化す、、絶妙な関係。って、オレは思ったけど、ウエダくんがどう思ってるかは謎っ!


自分の普段のライブと比べると、準備がすっごいしっかりしてた。セッションとか、自分はいつも当日のその場で行き当たりバッタリなんだけど、なんと今回、ミーティング1回(ウエダくんちで)とリハ1回(西荻のスタジオ)入ったんだぜ。ま、あとになって判明するんだけど、この企画には絶対必要な準備だったのだ。


自分、カンチガイしてたの。最初に声かけられた時、ひとりトモフと竹仲エリちゃんの2組イベントで、竹中さんのバックがウエダくんと鹿島くんって勝手に思っててさ。「セッションやりましょう」って聞いたから「最後のアンコールでみんなでワイワイ適当に。よーし、じゃあオレ、たいこ叩こー、、」みたいに想像してたのさ。そしたら、全然違ったんだよね。上述の3人(上田・鹿島・脇山)がホストバンド役。で、ボーカリストを招いていろんな曲をやるってゆう、、徹子の部屋の音楽バージョン・2部構成(竹仲部・トモフ部)みたいな仕組みだったー!


風知空知、何度目だろー。いつも素晴らしい場所。店長さん、スタッフさん、あいかわらずステキ族。気さくで丁寧で。きっとお客さんたちも「気持ちいいなあ、このお店ー!」って感動してる。いたれりつくせりで、申し訳なくなっちゃうくらい。この日は、トモフお気に入りの「のど飴とタバコ」が準備されていたーっ!


午後5時開演。通常よか早め(大人になると、この時間のほうが外出しやすいってひともいるんだね)。夕暮れに徹子役の男たち3人登場、オープニング的にJAZZな感じ。急に空気がお洒落に変わった。ブンブン、パシャーン、シュバっ♪くっそおお、かっこいいー。そして、1人目のゲストとして竹仲さんが招き入れられた。北欧の美少女的な帽子とワンピース。


自分、すっごい昔、彼女がmawariちゃんって名前でデビューした時にウエダくんつながりでドラム叩いたことあるのだ。記憶あいまいだったんだけど、それは彼女の最初のワンマンだったんだって!そんな大事なタイミングだったの?思い切ったねー。でも、それ以来、ドラムの招集はかからなかった!「今後は、ちゃんとしたドラマーで行きましょう」って流れだったんだろうと思われる。当然である。彼女は本当にちゃんとしてるのだ。嫌味なニュアンスじゃないよ。ほんと完璧。THIS IS 歌手。すごいよ声。デリケートだけど芯があって。しいて言えば、タケノコみたい。ピーンと透き通ってて、のけぞっちゃう。「歌が上手ってのはわかるけど、つまんない」みたいな事って、時々あるじゃん?テレビとかだと。彼女は違うよ。あ、ひょっとしたら、テレビのひとたちも、実際の現場でダイレクトに聴いたらものすごいのかな。とにかく、、「これがシンガーなんだな!」って強く思った。同時に「このあとに、オレが出ちゃうのかー」とも。





そして第2部のゲスト歌手・トモフスキー登場。休憩おトイレの列が長蛇だったんで、即興プレイ「かえるの歌」で時間つぶし。もちろんお客さんも輪唱。この時点で、第1部とは別ジャンルなんだな、、と、場内納得な空気。で、今年恒例「ライブのたびに新曲コーナー」。この日の曲、タイトルは「レンタル」。桜に群がる子羊たちに、すこしのあいだ、夜を貸してあげる、っつうね。しょうないね、しばらくは。凶暴な若者たちもいるから、気をつけて飲んでおります。


「歌う52歳」の2番は「濁らせた52歳」。せっかく透き通ってた第1部を一瞬で濁らせたっ!とゆう誇りで。のち、ウエダくんを呼んで「両想い」を2人でプレイ。連弾・自分は右半分、ウエダくんが左半分。ハモりもちゃんとね。当時の声っぽく歌うように心がけたぜ。





その次「ワルクナイヨワクナイ」のイントロになだれ込んで、鹿島くんとコウスケくん(NOT塚本)が加わって4人バンド誕生。やばいね。グリングリンでバシバシ。バッチリ。「イショライター」とか「自分らしさなんて」とか、なつかしい曲も。念のために歌詞カード見つつ。さすがの3人がバッチリだから、本人が足引っ張っちゃダメなのさ。





そしてこの企画の名物、「彼らがチョイスした曲をゲストボーカル歌わせるコーナー」。ニノトリンカの「赤い砂漠」、THE CHANGの「今日の雨はいい雨だ」。彼らは「きっとトモくんに合う」って選んでくれてて、つまり、こっちはその期待(想定)に応えなきゃで、まるでボーカルの力試しな感じだよ。ひいいい。頑張った頑張った。数日前からyoutubeで検索。歌詞を聴き取ってのカンペ作り。歌い回しとかの癖って、ヒトそれぞれだから、初めて使う脳の部分を感じた。特に「赤い砂漠」はウエダくんと鹿島くんには大事な曲で、でも、この日の自分バージョンじゃ、ちょっと全然だったなー。まだ、歌に歌わされてるってレベル。またトライしたいな。「今日の雨は、、」は、ノリノリで気持ち良く歌いきれたつもりでいたけど、あとで録音聴いたらメチャ走りまくりで、歌詞と追いかけっこしてる感じだったな。いやぁ、、ほんと、52にして学習。いい経験。ありがとー。





トモフ部の最後にmawariちゃんがドラム(エリンゴスター)で「我に返るスキマ」を。普段歌ってるひとって、みんなドラム叩くの大好きなのだね。ちゃんとオカズまでコピーしてたぜ。えっらいなー。彼女、ドラムの時は透明感系じゃなくて無邪気系。ソー・キュート!





最後のアンコール部、シュガーベイブの「DOWN TOWN」。「オレたちひょうきん族」のエンディングテーマでEPOさんが歌ってたやつだよ。アダルトで「シティ」な感じでダンサボー。自分の日常には無い世界。くすぐったいー。いい曲だ。さすが達郎ヤマシタ。ちゃっかり空気に身をまかせ、歌姫とのツインボーカルを堪能。大人の声を放出してみた。ふっ。


めちゃ充実。濃い勉強も出来て、素晴らしい企画だったなあ。面白かったー。ありがとっ!次回は堂島くんと加藤いずみさんが、歌手で招かれるそうだぜ。くおおおお、格調高めーっ!濁り無しじゃんか、もお(怒)。
(C)TOMOVSKY