☆つれづれライブ日記☆
5月3日 高崎・コアホール「SLOW TIME MEETING 2018」


3時半に高崎駅に到着。毎回言うけど、高崎って本当にキレイな街なのだ。で、これも毎回漠然と言うけど「仙台っぽい」。ひょっとしたら、キレイにスッキリ整理されてる場所だけをいつも通ってるだけで、古くていかがわしくて懐かしい庶民派地帯が他にはあるのかも。ま、とにかく、なんか好き。


今回の現場のコアホールもやっぱり冴えていた。「アートシティ」ってゆう一角にそれはある。外観デザイン、近代的かつレトロみたいな、、、うーん、脳にぐっとくる系、各自検索プリーズ。実にいい仕事。内部に潜入。ホールは円形劇場な感じ。2階席もある。客席の傾斜が映画館っぽい。どこの席からも見やすい系。ピアノの発表会とか上映会に普段は使われてるらしいよ。で、イスが実に素晴らしい!完璧。「ふううう、、すっごいな高崎。税金高いんだろうなー」って、まず思った。共演者さんたちを観戦しながら、気持ちよすぎて眠りそうに、、、なるくらいの座り心地。こりゃあぁ立派なトコに来ちゃったぞ。きっとお客さんたちもソワソワだったにちがいない。


「SLOW TIME MEETING」は初年度の去年につづき2度めの参加。誘ってくれてありがとー。いまのところ皆勤賞(オーケンも)。さびしかったのは、去年参加の中川くんやカズボンや中田くんが今年はいなくて、特に中川くんは自分と同じく喫煙男子。今回はオレひとり、建物の裏で一服していたよ、ちぇっちぇっ。ま、そのおかげで、清掃マダムとのコミュニケが出来た。詳細以下に。


自分、曲順とか決めてなかったから、ギターと筆記用具持って地べたに座ってあれこれしてたんだけど、そこに清掃マダムがやってきて、、マ「お兄ちゃん、今夜出るひと?」ト「あ、、すみません、ちゃんと吸い殻は気をつけるんで、、」マ「あー、全然ダイジョブ。あんたね、頑張んなさいよー、きっといつか有名になれるわよ!」ト「もう52っすよ」マ「大丈夫よー、ちょっと一緒に写真とりましょうよ」って彼女は携帯を取り出す。渋い!ピンクのラメ系のガラケー!ツーショットの写メに慣れてるマダムなのかと思ったら逆向き(空)にレンズ向けてて、マ「どうやったら撮れるのかしらねー」って。しょうないなあって、オレがピンク携帯持ってパシャっと。50男子と60(推定)女子の図。美しい夕暮れのひととき。ああ高崎。


4時半。主催者スロータイムカフェのスタッフさんたちが今回バンドを組んで出場。ギターボーカルが店長の笠原くん。サウンドチェックは田島さんの曲。でも本編は全部彼らのオリジナル!バリバリバッチリでヒャアアだった。のけぞる。詞も曲も全然「職場の仲間バンド」なレベルじゃないんだぜ?演奏も完璧。しかも誰も緊張とかしてない。ずるいくらいの風格。こんなひとたちがスタッフをしてるお店で自分は自信満々おおらかにライブしてたのかあぁぁああ!オレが一番素人だったんじゃんか!クウウ。


そんなこんなでも出番がやってきた。急にプロらしいキャラに変身なんて無理である。ここまでの洗練された流れからグッと格調を下げてオーケンにバトンを渡すっ!っつう心意気でがんばった。客席は和やかで平和。温かめでありがたい。トモフに合わせて脳の格調を調整してくれたようだ。こうゆう、お客さんの順応力っていつもすばらしい。満席ではなかったけど、関係なかったね。めちゃ気持ちよかった。前回の高崎市民会館よりもさらに「ステージっ!」って感じ。思いっきり舞台の歌手。自分が動くと照明さんも追っかけてくれて、スターな気分。照れくさいとか通り越して、妙?な高揚感。やばいぞー、クセになるぞー、ここ。





新曲タイム、この日は時期的に「ゴールデンウィーク」。詳細・黄金的な何かをしなきゃって、何日か前にココイチでチキンカツカレー。見た目も歯ごたえもゴールデン。そうゆう曲。ちなみにトモフは3辛。





ライブの締めに、カレーつながりで「日本をインドに!」って叫んだら、ちゃんとお客さん「しーてしまえ!」とレスポンス。すばらしいバトンタッチ完了。そしてオーケン。その曲(日本印度化計画)をやるつもりはなかったんだけど、やる羽目にしてしまいました。ごめんごめん。それ以外は、ちゃんとじっくり「弾き語りオーケン」の世界が炸裂してた。静かに語りみたいに歌ってたかと思うと、朗々とメロディアスになったり。シャンソンみたいだった。トモフで下がったハズの格調が復活上昇していた。ううむ。で、トリが石川くん。もうガツーンと広大かつ深遠な宇宙。もおおおおー、格調あがりまくり、、よかった。


そしてフィナーレセッション。まずトモフと石川くんで「我に返る」と「オンリーユー」。歌い手じゃないほうがパーカッションを担当。ぎこちなくも楽しかった。








のちオーケン合流で3人に。「カステラ」「筋少」「たま」っつう、かつてナゴムレコードに参加した経験をもつ3人(この日はナゴム3兄弟と称した)。30年近く経って高崎のこのステージに。感無量。にぎやかだけど、どうしても漂うアングラ感。少なくとも爽快さは無い。このイベントが、この色で終わっていいのかあ?と若干不安に感じつつも「デイドリームビリーバー」。お、感動的っ!ま、今回はこの3人でバッチリ締まったっつうことで!やったああ!と、筆を置きます。でも、次回がもしあるのなら一般的に「わかりやすい華」のあるひとも呼びましょう。





ありがとう。共演者さん、お客さん、清掃マダム、みんなに幸あれっ!、、、 P.S.7月にスロータイムカフェワンマンで、またすぐ高崎に行っちゃうぜ。よろしくー。
(C)TOMOVSKY