☆つれづれライブ日記☆
5月19日 上野・野外音楽堂


「水中、それは苦しい」主催イベント「水中音楽祭」。上野公園・不忍(しのばず)の池の水辺にある音楽堂。想像してたよりもガッチリした建造物で驚いた。ステージにも客席にも屋根あるんだよ。正直ホッとした。勝手に想像してたのは、「池のほとりのコンクリむき出し系の吹きっさらしで、太陽も雨もギンギン過酷な場所」だったからね。日焼け止めもレインコートも必要なかった。風通しもよくて、楽器にもお客さんにも優しい。天国。山の手線の内側に、こんないいとこがあったとは!つくったのは東京都なんだろうけど、さすがだぜ、ジョニーくん!


ジョニーくんのさすがなトコは、イベントのメンツのすごさ(自分はさておき)にも現れてる。去年のクリスマスのジョニーくん誕生祭(新宿LOFT)の時もそうだったけど、個性的なツワモノばかり。お客目線な言い方をすると「飽きる時間・休み時間」がひとつもない。それぞれのライブ道を突っ切ってる人達ばかり。自分は出演者側だから、ただで全部観れちゃうんだぜ、うらやましいだろー。しかも今回出番が3時頃だったから、自分が終わった後の夕暮れはクピクピ&プカプカの極楽モードでのんびりたっぷり観戦。しあわせだったなあ。はふー。


肝心の自分の出番は、、もちろんちゃんと頑張った。ライブはいつも全力。特にこの日はさ、「普通でいいか、、」とかちょっとでも抑えたら、ツワモノメンツに混ざれない。お客さんにも共演者たちにもバレちゃうぜ、なめられちゃうんだぜ、、っつう心意気。押忍っ!


自分のひとつ前に若者4人バンド「トリプルファイヤー」。ベリーナイスだった。直前の楽屋では「初めまして」な空気で、クールな若者との世代ギャップなギクシャクを感じてたんだけど、にゃああ良かった!クールなリズム隊、いびつなギター、いい味のボーカルあんちゃん。なんと時空を超えた、大学の後輩だった。学年は自分よか21歳年下。どーん。


さ、やる気満々トモフ。「自分の後に出る、ニガミくんたちはカッコいいし、さっきのトリプルファイヤーもカッコ良かったから、オセロの原理で、カッコいいとカッコいいに挟まれたオレは、きっとカッコいい!!」と無茶な論理でスタート。しょっぱなは今年の掟「この日の新曲コーナー」。めずらしく前日にオケを仕込んできたよ。タイトルは「シロフクロウの街」。上野はシャンシャンで今盛り上がってるけど、自分にとってあの動物園のアイドルはシロフクロウ!見たことないの?一度は会ってこい!確実に虜(とりこ)になるぞ、もおー、メロメロだぞ。ぴゃ!








「歌う52」「脳」「真夏」って、バスドラ踏み踏みギターガシャガシャ飛ばして「不死身FUNK」へ。この曲はカラオケで手ぶらなんだけど、この日は客席攻撃に行けない、、。ステージと客席の間に池っ!しかもあんまりキレイには見えない水っ!水辺の対岸(すぐソバ)にノリのいい上機嫌なホロ酔いたちがワイワイ盛り上げてくれてるんだけど、そこに突撃できない。すっごいムズムズした。こうゆう時のためのワイヤレスなのだなあ。ま、ステージ唱法ガンガンで。おかげでものすごい大汗。ハウハウハウ!


終盤の「我に返るスキマ」で水中のドラム、アナーキー吉田くん登場。最初は、次のニガミのドラムくんを呼んでみたんだけど、彼はその頃出番の直前で準備中、建物の裏でヘッドフォン予習してたらしい。ま、出番前のドラムくんを引っ張り出すっつう方式は、無茶なんだよ普通は。誰も出てこないから、ひとまず自分でドラムトモフ。風呂場で叩いてるみたいな反響。気持ちいいー!やがて、客席にいた吉田くんが駆けつけてくれて、お客さん大喜び。いきなりだったけど、バッチリバシバシ。ありがとー、救世主!大盛り上がり。








最後は、お片づけしつつのエンディング「映画の中」。この日のクラッカーは「火薬を使わない」っつうタイプ、いつものドンキでゲット。どんな仕組みなのかと思ったら、テープの入った三角すいの筒を手動で振るっつう、遠心力でテープがダラーんと、、地味っ!もう買わないっ!(作ったひとゴメン。思いっきり振ればよいのかも。)


とにかく無事完走。あー、おもしろかった。天国で快適な30分。会場もお客さんも最高。楽しげでありがと。戻った楽屋でトリプルくんにも褒めてもらえて、うれしい52歳。知り合えて光栄。メアド交換しちゃったよ。ひゃひゃひゃ。世代ギャップ競演、いつの日かあるのかなー。あ!レ・ロマネスクさんにCDもらっちゃった。さっそく拝聴。歌詞の世界観、大好き。尊敬。お笑いのレオくんにもDVDいただいちゃって、これは気持ちがくすぐったい時に観ようっと。


前述の通り、出番後は日本酒とタバコと美味しい空気と最高の音楽での夕暮れ。パーフェクト。ちょうどいい天気だったね。ニガミ、輪入道、はる、水中、、ホロ酔い観戦で大満喫。なんと贅沢で幸せな1日だったことか。車で来なくて良かった。あ、禁煙だったんで客席ウロウロは出来なかったね。「シロフクロウ」の歌詞カード公開を期待してた青年、ごめんなさい。


イベントラストは記念撮影タイム。この儀式、みんな結構やるんだね最近。ちょっと恥ずかしいんだよ。ライブ終わったら普通のひとだから、こっちは。カメラマンさんとかいないから、急遽アカバネがパシャパシャと。





記念撮影で終了っつうのもあれだから「ジョニーくんを胴上げだあああ!」で、フィニッシュ。誰も池に落とされることなく、無事に終了。はあー、よかった。ライブってすごいね。さ、京都と岡山を一人旅して、東京は6月渋谷でバンドワンマンだああっ!無事に再会っ!
(C)TOMOVSKY