☆つれづれライブ日記☆
8月9日 下北沢QUE


お盆の近づく東京。30年知り合いのクラヤマ主催「ビバヤング」。バンドトモフとキイチビール、オープニングアクトで花柄ランタン。ちなみにキイチくんの父ちゃんは俺ら(1965族)よか歳下っ!ま、、そうゆうタイバンも珍しくなくなってきた。2世代同居、時空を超えた楽屋。平成と昭和の交わり。もうちょい頑張り続けたら、3つの年号でのタイバンもあり得る。ちなみにお客さん同士もだ。みんなたのしく仲良くするようにだっ!いばるな歳上!なめるな歳下!


夕方のリハを終えると、テーブルに筆と墨と半紙がセットされてて、「なにか書いて!」とクラヤマ。ビバヤン恒例のひとこと書道。このイベントに参加するひとみんなが一筆するルールなのだね。作品は即、壁に貼り出される。前夜の曽我部くんたちの作品は既に飾られていた。自分、字は苦手だから絵を。お盆ネコ。うーん、やっぱ筆って難しい。俺の次にハカマダくんが書いたら筆圧がダイナミックで、「あー、なるほどー、筆ってそうゆう風に使うのかー」って感心した。ちなみに自分の祖父(信雄さん)は書道を極めてた。小学生の頃に他界してしまったのだが、ああ、一度くらい習いたかったなあ筆圧。入り方とか留め方とかの基礎。








出番遅いから一旦QUEを離れ、駐車場の車でゴロゴロ。ギリギリまで寝ちゃえ?!って思ってたんだけど蚊が入ってきてトホホでQUEに戻った。ちょうどビバヤン開幕。花柄ランタンは、ギター青年と歌う女子とゆう2人組編成。若いのに、もう完成されてるベテランなショー。20代半ばで貫禄ビシバシ。この先どんな道を行くのだろう。このまま行くのかな。あえて脱線するのかな。どっちもやっちゃえー!


次にキイチビール。期待の新人バンド。徳島の藤本くんが5月のホシオトの時に、「最近こればっかり聴いてるんすよ」って車で彼らのCDをかけまくってたぐらい、知ってるひとは知り始めてるバンド。会うまでは、こっちの勝手なイメージで、きっとクールな若者で、斜めな感じで、お互いに無関心で殺伐とした空気の楽屋になるんだろうな、チェッチェッ!、、、って想定してたんだけど、誤想定だった。たくさんコミュニケしてくれた。いい子たち。歳上たちとの接し方(扱い方)に慣れてるのかな。柔らかい。えらいよー。20代の頃の自分らなんて全然なってなかった。クソ生意気で当たり前みたいな感じ。今頃反省。


彼らのライブはCDのイメージよりも熱かった。音でかめ。曲とか声とか独特。一筋縄では行かない感じ。無理やりジャンル設定するとしたら「センスいい系」。大木兄弟をよく聴いてたんです、、って言ってくれてた。ほんとかなー。将来彼らがMステとかに出て、タモリさんにそれを言ってくれたら、本当にうれしいけど。たのむぞ出世!


そしてバンドトモフ。そろそろ9時。お客さん、たくさん残ってくれてて、しかもゆるゆるゴキゲンで感謝。DJブースからダミ声で盛り上げるクラヤマのおかげもデカイね。この日のテーマは「お盆」。ライブ前々日のリハで、新曲コーナー用に「お盆」ってのをメンバーの前で発表したら、なんと、ハカマダくんにも「お盆」って曲がすでにあると知り、「え?どんな曲?やってやって!」ってその場で弾き語ってもらったらカッコよくて「ハカマダくん、ライブの冒頭それでよろしく!」ってコトに。


1曲目に「お盆・ハカマダバージョン」。一気にキイチビールくんたちの作った空気が変わった。曲の締めだけが「ぼぼぼぼーん♪」とかで、ちょいオチャラケちゃうんだけど、基本の曲調はオルタナ(ひずんでて、暗くて、いびつでパンク)。かっこいいと俺は思う。で、そこから50分、どの曲にもお盆的なMCを絡めてライブは進行。「お盆前の52歳」、「不在」(いるけどいない!おばけみたいなもんだぜ!)、「脳」(神様なんていない!ご先祖様が大事!)みたいに。新曲「お盆・オオキトモユキバージョン」は、実家時代のお盆の記憶。大木家みんなで、ちょうちん持ってお墓にご先祖様の送迎。子供だったから幽霊とか死者とか怖いくせに、なんだか温かい行事でワクワクしてた、、つう曲。思い出すと脳にツーンと来るのだ。


「SKIP」は夕暮れの墓地で歌ってる設定だったり、「作戦会議」への振りは「もしそのうちこの現世が終わっても、毎年お盆が来たらココで会うんだぜっ!」って。その後の「映画の中」も「不死身ファンク」も、いちいちMCでお盆テイスト作業をしなくても「そうゆう系」の歌みたいに歌えちゃって面白かった。自分の曲、お盆にマッチしまくりって思った。「いつか死ぬってわかってるのに生きてゆく不思議」みたいな事、たいていいつも考えて作ってるからかな。暗い感じじゃないよ。基本、ビバライフ!生きてるうちは生きようぜ!である。アンコールのラストは「ほめてよ」で、ここでもしっかり「せっかくこのタイミングで会えてるんだから、今のうちにガンガンほめあおうぜ!」で、終演。

















無理矢理こじつけな「お盆」テーマだったんだけど、結果、異様に燃えた。いいなあお盆。来年もその先も再会しよー!つづけビバヤン!ビバライフ!
(C)TOMOVSKY