☆つれづれライブ日記☆
9月23日 松本・りんご音楽祭


「りんご音楽祭」に初めて参戦っ!「瓦レコード」とゆう名の激・個性的(民家を改造した感じ)なライブハウスをやってるスリーパーくんが主催してきたフェス。ここ何年か声をかけてもらってて、でもこの時期、ライブが被ることが多くてね。この日も翌日に徳島っつうハードな行程だったんだけど、遂に気合いで行ってみよおおお!と。


うまれて2度目の「特急あずさ」で中央線の奥へ奥へ。新幹線、通ってないんだよー、松本、結構都会なんだけどね。着いたー。駅前のロータリーで迷い子になった。現地までのシャトルバスってどれだ?もう夕方だったから、フェスに向かう人たちもいないし。うろうろしてたら外国籍系・募金レディに声かけられて「あうあうあう、、ごめん、遅刻しそうなんだー、、、」って、立ち止まりを辞退。通りかかった別のバス会社のおばちゃんに尋ねてようやくシャトル乗車。ふう。


移動中の車窓から松本城を遂に見れた!平城だから建物に隠れちゃって、前回は発見できなかったんだよ。黒くて渋くてかっこよかった。さすが国宝。山の上までプップー、現地(アルプス公園)に到着。出演者の受付でしばし待つ。山の上からドカドカ音楽が聴こえてくる。知らない人ばっかりで途方に暮れる。そしたら「踊ってばかりくん」に偶然会えて、すごくホッとした。久しぶりのおしゃべり。オレ、好きなんだよ、踊ってばかりくん。ひとあたりが気持ちいい。やっぱりキラキラしてた。昔は長髪だったけど、すっきりしていた。きっと今いい感じなんだろー。いいねいいね。


そこから更にステージまでワゴン車で移動。同乗ミュージシャン、オウガさんチーム。昔、関西のイベントで一緒だったことをお互いに覚えていた。お客さんをかき分けて山道を上へ。普通にお客さんもタムロしてる小道なのだ。車の前を「出演者、通りまーす、あけてくださーい」って大声でスタッフさんが先導。群衆が「誰が乗ってるんだあー?」って感じで車を覗きこむ。無名トモフ、苦笑。


やっとステージの楽屋に到着。またひとりになった。夕闇。プハーっとタバコを一服しつつ出番を待つ。しばらくして中村達也くん到着。ほとんどしゃべったコトないくせに、オレ、知ってる人がいた感激と、実は結構同世代なんで、無事にお互い生きているっつう喜びで「うおおおお」って、ハグあいさつ。前は照れくさくてそんなこと出来なかったけどなあ。そうゆう歳頃なのさ。


すっかり日も暮れて、ほぼ夜。メインの「りんごステージ」のすぐ隣にコバンザメのように貼り付いた「サブステージ」が自分の場所。ちっちゃいぜ。運動会のテント系、広さは6畳くらい。めちゃシンプル。ライブ開始前に馴染みのお客さんが、あまりにもメインステージとの設備の差がすごいからか心配してた。いやあ、、自分的には全然ここラッキーなんだけどね。ぶっちゃけ、5月のホシオト(岡山のフェス)の自分がやったステージ、広場から隔離された山の上で「秘密基地」って感じだったんだよね。あれはあれで同志たちとの密会パーティだったけど、せっかくのフェスなのに秘密ってのもなあ。でも、今回は同じ敷地にメインステージ!食べ物のお店もズラ~っと並んでる。つまり、トモフに興味があろうがなかろうが、ヒトがウロウロしてるのだ。この配置はワクワクする。大騒ぎしてたら「ん?なになに?」って、、美味しいじゃん!


達也君の2人組ユニット(GOMALIOS)がメインステージでバリバリカッコいい本番中、そのリズムに合わせてこっちは準備の時間。ノリノリのサウンドチェック。そして18時40分、ひとりトモフ at りんご音楽祭、スタート!お客さんたくさんいるぜ、うれしー!メインステージもラストのオウガさん待ちっつう時間帯だから、辺り一帯がクライマックスな夕闇な空気。本当にラッキーアワーでラッキープレイスだった。遠巻きに眺めてるピーポーと、至近距離の同志たち。大騒ぎ大騒ぎ。実に頼もしかった!


初っぱなは、この日の新曲「まつもと」。逆さから読むと「ともつま」!ってことは、トモフと松本は仲良くする運命だったのだあ!とゆう曲。こじつけでも熱い想い。「ほめてよ」「脳」とかで大騒ぎ。カラオケ曲は客席にパイプ椅子持ち込んで、同志たちに囲まれての立ち歌い。四方八方、いい顔、いい拳。全員ナイスだ。気持ち良すぎ。はあああ、最高だあ。完全燃焼。松本、ありがとー。終演後、大汗のまんま後片付けしてたら、クリトリ君がニコニコしてた。「観てましたよー」って。うれしかった!ライブ中に発見できたら肩車してもらいたかった。


さ、終了。あわただしいぞ。ダッシュで車に乗り込む。物販とか日本酒タイムとか今夜は無し。明日の徳島のために今夜のうちに名古屋へ移動。特急(終電)に乗らなきゃなんだよ。さっきの山道をスタッフさん先導で下る。夕方よりも更にヒトがいっぱい。気持ち良さそうな酔っ払いピーポーたちをひかないように超徐行で進む。いい光景。さらば、りんご音楽祭。あっという間だったけど、起承転結バリバリ濃厚。しあわせだったなあ。

帰りは、ほぼ満月を浴びた松本城が、あいかわらずかっこよかった。住みたいねえ、あのお城。


無事、松本駅。やったー!余裕で間に合った。スタッフさんに熱くお礼をいってお別れ。あ!さっきの募金レディがまだ頑張ってるじゃんか!むこうは忘れてるだろうけど、こっちは会えてよかった。日本のミュージシャンは冷たいって思われてたらイヤだったんで。ちゃんとガッツリ巨額の寄付完了~♪(巨額は嘘)


名古屋までは2時間の旅。「特急しなの」は新幹線じゃないから喫煙ブースが無く、ただジッと、おとなしく。松本の記憶をしみじみと。いい日だった。次は松本に泊まって、あの山で終演後の飲み食いウダウダしたい。で、夜中にお城に行って警備員に捕獲されたい。りんご音楽祭、スリーパーくん、頼もしいお客さんたち、ありがとー!

(C)TOMOVSKY