☆つれづれライブ日記☆
4月28日 仙台のフェス・アラバキ


この前の日記で上野の水上音楽堂のことを「桃源郷」って書いたけど、あれはちと大袈裟だったな。アラバキこそ、まさに桃源郷。湖と桜。遠くには雪が残った山々。最高の環境とゴキゲンなラブリー群衆。ライブするのはもちろん、その後の他のバンドの観戦も、楽屋村でのお酒&お食事も、全部パーフェクト。こんな贅沢なとこに、一般的に激マイナーなトモフを混ぜてくれちゃって、ありがたやー! GIPさん(主催者の東北のイベンターさん)、大感謝です。ひれ伏すっ!


あまりにも気持ちよくて忘れてたけど、3月の頃は、まさかノーマル股関節状態でここに出場できるなんて想像してなかった。当時は「せっかくのアラバキだけど松葉杖だなあ、、、マツバスキー on 花道っ! とか叫びつつ転げ回るんだなあ、、、」ってトホホなイメージしてた。まさか注射3回だけでピンピンに回復(ごまかしなのかも)できるとはね。すごいね。医学もなかなかのものである。このままズーッとごまかしてっ!


午後2時頃、カキーンとお天気。出番がやってきた。ベースボールベアーさんたちが終わって、バンドトモフぞろぞろ準備開始。自分は今日は手ぶらトモフ。で、早速花道にマーキング(寝そべる)。アラバキでのトモフに馴染みのお客さんには普通の光景。自分的には、この土地へのあいさつ。「また来ました。お願いします。」と。桑田がプレートに肘を置いたのと一緒。


ところで、花道、短くなった? なわけないらしいので、つまり、オレ身長伸びたんだな。ふっふっふ、53にして成長期。目指せ2m。ズイズイズイっと花道の突端へ。久しぶりだー。ぐるっと客席の海を見渡し「帰ってきたああああ!」号泣。嘘。んー、心では常に泣いております。





天気には毎度恵まれてるよね。ラッキー! はああ、最高っ! 仰向けで青空に向けて足をシュっ。あっちは宇宙なんだぜ。シュっシュっ! ハイテンションでくつろいでたら、ギタートラブルのハカマダくん。おーい、、もはやフェス恒例。今回はチューメ(チューニングメーター)が故障とゆう。ハルが介護士のようにヘルプしてた。


なんとか復活したのかな? よーし、アラバキトモフ名物、リハーサルショー。サウンドチェックなんだけど自分的にはライブはもう始まってるのだ。毎回超本気。それを知ってる早め集結の勇者たちは162人(ちゃんと鳥の計測員っぽくカウントした)。よーし、まかせとけー!


ただ、、リハーサル中は外音(客席に向けた音)の音量絞り気味らしくて、とりあえずステージ上の音に聴き耳をたてて、なんとか盛り上がっていただく。「たりる」と「間に合わす」を。音、小さいだろうに、無理やりなんとか騒いでくれてる様子。えっらいよー。愛しい勇者たち。君らには今年一年、良い事しか起きない!


さあホントの開幕。ジングルSEにちょいフライング気味でステージへ。どおおおーん! さすがに本番の時間になるとお客さんいっぱいじゃん! うれしー! ナイス集結っ!何度見てもありがたい、この景色。ネジがゆるんだら簡単に泣けちゃう。ゆるまないんだけど。


「歌う53歳」2番は「花道の53歳」。知らないひとのために解説・・・アラバキの数カ所のステージのうち、この「荒吐ステージ」だけ客席に向かって桟橋のように花道が出っ張ってるのだ。自分は初アラバキでその形状の虜になって、とにかく心身擦り切れるほど有効に使う。ライブ時間の9割は花道トモフ。そのため、ここ最近アラバキの時はギター持っていかないのです。





ちなみに危険もあるんだよ。花道にいると、実は音がそんなに聴こえない。両サイドのスピーカーのデッドスポットなのさ。お客さんも最前列よりか、ちょい離れたところの方が音はちゃんと聴こえるっしょ? その原理。それでも花道を選ぶのさ。気持ち気持ちっ! 景色(つつまれる感)重視。音程は感覚で。長年のなんとかで。








「不死身FUNK」、「作戦会議」、即興新曲で「一期一会」。「ほめてよ」「我に返るスキマ」「脳」ってトモフ的には黄金ナンバーをして、時間が余った。追加で「スポンジマン」。クラッカー発射!気持ちいい空気をたっぷりいただいたからお返しだぁあああ!の1発でした。エビアンも撒いちゃったね。濡れちゃうの嫌いなひとスマンスマン。聖水聖水。ご利益あるから許して!








つづき


(C)TOMOVSKY