☆つれづれライブ日記☆
8月4日 京都・拾得


京都のバンド、ははのきまぐれ。ボーカルの松尾ちしょう君が佐賀のお寺を継いでるから、滅多にライブがないのだ。つまり、貴重な日。そこに、ひとりトモフでお邪魔してきた。メンバーが全員そろった「ははきま」と会うのは久しぶり。なんだかしみじみ、感慨深い。うるうるしちゃうくらい。


もちろん先にトモフの部。「お邪魔します53歳」で開幕。ステージが風船で埋め尽くされてた。いいよね、こうゆう準備。やる気の表れだよね。お客さんとライブの神様への、おもてなし。きっと、ははきまの慣習なのだ。カラフルで古めのポップな景色。居心地よいよい、ありがたやー。空気も、いつものトモフ拾得の時よかユルめで、リラックス。ありがたやー。


この日も新曲を。タイトルは「ヒグラシとの約束」。ピアノ席に移動。トモフとヒグラシのひとり2役っぽい歌。ちなみにヒグラシは、夜明け頃と夕暮れ頃にだけ鳴いてるセミ。(実際は、昼間でも暗い森とかだと鳴いてるらしいけどね)「ヒグラシは昼間、何をしてーるーのー?」「トモフ、お前も昼間、何をしてーるーのー?」って。「気になる?」「うん、気になる!」とか、いろいろやり取りして、お互いメチャ気が合って、最後に「また会おうぜ!」って約束するんだけど、お互いの寿命のサイクルが合わないから苦笑い、、みたいな。で、そこから、じゃ、いつかまた会えたらわかるようにって、次曲「作戦会議」につなげてみた。甘酸っぱ~い夏のドラマ完成っ!


トモフの部、後半は、みやけくん、佐々木くん、前田くん、タバコくん合流して5人編成。ほぼポントチョフ。実は9月のオトダマの練習も兼ねていたのであーる。自分は京都じゃないから一緒に練習ってほぼ出来ないのでね。まさに公開練習。ちなみに、いままでのポントチョフは、「うおお、この曲を!」っつう、マニアックな選曲してくれるのが特色だったんだけど、オトダマでは、トモフでのお馴染み曲を頑張ってくれる予定。ドキドキ。


無事トモフ完走。そして今夜の主役、ははのきまぐれショー。自分は2階の楽屋でクピクピしつつ、じっくり耳を傾け。はあぁ、、名曲三昧。いいバンドだあ、つくづく。彼ら、年に一度の久しぶりなくせに、全然「同窓会」っぽさが無く、リアルタイムなフレッシュ感。タケノコのよう。声の重なりとか。グッと来た。しょっちゅうやってるのがベストなやり方ってわけでもないのだな。会ってないうちに、それぞれが、それぞれの日々で何かを蓄えてて、再会した時には前よか違う(いい方に)ことになってたりする。進化した化学反応。深化かな。ま、ははきまが特別なんだよ。普通は「再会」って滅多に無いもん。一度疎遠になったら、それっきり。ピシュっ!


最後にアンコールセッション。ほろ酔いトモフでステージに復帰して、久しぶりの「ははきまスキー」。そもそも京都のバンドマンたちとの付き合いはこの「ははきまスキー」から始まったのだ。みやけくんが中心になってメンバー切り盛りを頑張ってくれて、のちにFANFANS、で、ポントチョフってゆう流れ。アレンジとかコーラスとか、かなり追求してくれて本当に感謝。初めて出会った時にやった「コインランドリーデート」を。なつかしい、ああ、この感じ。感極まって、風船ひとつにぎりしめて割った!


終演後の楽屋で、ちしょうくんに、ははきまをベタボメ攻撃。あんまりホメホメで彼は苦笑してたけど、いやあ、本当に良かったもん。また観たい!きっとお客さんみんな同感だよ。せめて、年に二回は やっておくれー!と。 楽しい真夏の京都で、はんなりしあわせ。ぽわ~ん。


ひとりトモフの部・お邪魔します53歳/立派な浮遊霊/ケムリ/夏の虫/ヒグラシとの約束(新曲)/作戦会議

のち、ポントチョフと合流・無計画という名の壮大な計画/我に返るスキマを埋めろ/脳

最後のセッション・ははきまスキーで、コインランドリーデート/スポンジマン





(C)TOMOVSKY