☆つれづれライブ日記☆
8月27日 新宿 紅布


8月は毎年だいたい、ライブが少なめである。お盆とか甲子園とかいろいろ忙しいからな。どれも不参加だけど。ライブ3本目のこの日が8月のラスト。残暑の新宿へ車でプップー♪ 夕方に紅布入り。今夜の共演相手「挫・人間」くんたちがリハーサル中だった。荷物をほどきつつリハ観戦。


むむむ? なんだか、ずいぶん変わった! イケイケピチピチ。こんなに声、高かったっけ? うお! カラオケ曲もあるの? メンバー全員で振り付けっ! すっごいイメチェンしたなあ。そーかー、いろいろあって、こうゆう風になったんだな。ふむふむ。変わってくのは、いい事だ。しっかし、思い切ったなあ、、。そんなリハの最後に、今夜のセッション(トモフ曲を2つも!)をチェックするため、自分もステージに合流。


彼らから「よろしくです!」って、まるで初めましてみたいに言われて、「え? 初めてだっけ? 2度目だよね?」、、、パオーン。強烈イメチェンの謎、解明っ! オレ、勘違いしてた。何年か前に下北沢で一緒にやったバンド(THE ラブ人間)だと思ってたのだ。すまん! 恐縮っ! でも、君ら、名前、似すぎっ!  ちなみに紅布の翌日(28日)は、そのTHEラブ人間が出演。まぎらわしーっ!


そんな微妙に楽しい出会いから、本番までの楽屋は終始なごやか。すごいんだよ、30歳くらいオレ歳上なんだぜ。こうゆう「世代の超越」、もうすっかり慣れちゃった。でも、ギターの夏目くんがトモフに詳しくて。彼、中学の頃、修学旅行でひとりで聴いてたらしい。光栄なんだけど、中学生でトモフって、、、学校で孤立してなかったかなあ、、さびしい時期だったのかなあ、、、と、父親目線で心配。ボーカルくんはXTCのアンディパートリッジ的。ポップだけど危うい目をしたフロントマンなキャラ、ベースくんはいろいろ知ってる感じの理論派、ドラムくんはサポート的に後から参加したらしいんだけど、すっかり屋台骨で、頼りになる先輩って感じ。4人の個性があっちこっちで、ナイスバランスだなあって思った。


紅布・本番スタート。ひとりトモフ出陣。ああ、満員。8月の終わりのにぎやかな日本。とてものびのび出来ました。トモフ初見ピーポーたちも優しく楽しげで実に助かる。気さくだねえ。ナイスナイス。その調子! とライブは進行。この日の新曲は「下も向いて歩こう」。蝉たちが力尽きる時期。彼らは道端で仰向けになってたりする。見かけたらほっといちゃダメだぜ。前世の友達かも知れないのだ。安全な場所に移動しなきゃだぜ。で、静かに天国へ。祈る。





ちなみに前世つながりで、この日のステージドリンクのエビアンは、昔の恋人っつう設定。前世では、お互いフランスの川の「水」だったんだけど、こうしてまた巡り会えた!って、クピクピごっくん。作戦会議しといたおかげで、こうして再会できたんだ。「ん~、、エビア~ン!」ラブ。


「うしろの記憶」では、紅布じゅうにセミのコーラスをしてもらった。美しい、夏の終わり。サンキューぐっじょぶ。「不死身FUNK」は客席へ。群衆のおもてなしバッチリ。見ず知らずでもグリングリンでゴチャゴチャで、いい景色だった。ああゆう「成り行きまかせな空気」につつまれるの、大好き。落ち着く。海の中のようで。





いい仕事したーと、楽屋へ帰還。バトンタッチで「挫・人間」くんたち。うん、全然別のバンドだった。カラフルでにぎやか。なんと、さっきのXTC系なボーカルくんがステージだと、ちょいオネエテイストな喋り方になる。トモフが時々、京都の女将に変身する感じかな。


お客さん、バッチリの合いの手で大盛り上がり。華やかでエネルギッシュな紅布。そっか、こうゆう日だったのか。こんな場で「ひとりトモフ」、よくやってたなあ、オレ。何も知らず、先に出番してよかった。ラッキー! セーフ!


ギターの夏目くんが、時折トモフの曲にちなんだMCを混ぜてくれてて、照れた。ベリー律儀。ところどころ、オレよりもトモフに詳しい。えらい!いい青年、間違いなし!そして夜の終わり、セッションタイムがやってきて再合流。観衆に「へい! こんなにカッコイイギターのあんちゃんが、トモフのこと知ってくれてたんだぞおおお! すごいだろー!」って、大いばり。夏目くん、涙してたらしい。なんでなんで? ぴゃあああ! しばらくワイワイして、いざセッション。今夜かぎりのバンド結成。「挫・トモフスキー」っ!





「ほめてよ」と「我に返るスキマを埋めろ」の2曲。完コピを超えて、音圧ドカーンなエネルギッシュバージョン。バッチリ練習してくれてたんだねー、サンキュー。負けないようにグリグリ歌った。久しぶりの手ぶらボーカル。気持ちよかった! 楽しかったなあ。また会おーぜー!





でも、トモフの曲でこの日が終わるってのは申し訳ないから「最後に君らの曲で締めてよ。あれあれ!あれ、やってよ!」って、曲、知らないくせにリクエスト。そしたら、1分くらいで終わるパンクテイストな曲をダダダーっとかまして。それがかっこよくて。なんだよ、メチャナイスな曲じゃんか!と。追加リクエストして良かった。いろんな引き出しあるのだねー。無限だね。


いい日でした。最近、紅布はヤングな強者(眉村さんとか)と自分をぶっつけてくれて、いい刺激。ありがたい。身の引き締まる思い。精進精進。 P.S. 帰宅後、夏目青年とメール1往復したっ! メールでもピュアだった。よい人生を!





8/27(火)ひとりトモフ@新宿紅布


時々だけ/2学期だよ53歳/ひとりに戻るんだ/踏んじゃえ/下も向いて歩こう(新曲)/うしろの記憶しか残らない/作戦会議/不死身FUNK/SKIP/脳/映画の中


セッション by 挫・トモフスキー・・ほめてよ/我に返るスキマを埋めろ


(C)TOMOVSKY